實吉達郎

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實吉 達郎(さねよし たつお、1929年(昭和4年)11月29日 - )は、日本動物研究家作家。未確認動物「UMA」の命名者として知られる。

シャーロック・ホームズの研究家でもあり、日本シャーロック・ホームズ・クラブ会員である。

経歴[編集]

子爵實吉安純の孫として広島県[1][2](父の赴任地・呉市[3])に生まれる。学習院幼稚園から学習院初等科学習院中等科を経て、東京農業大学卒業後、宮内庁下総御料牧場野毛山動物園に勤務。

1955年から1962年までブラジルで動物を研究。帰国後、動物作家として活躍。また、数多くのテレビ番組に出演している。

娘はシンガーソングライターさねよしいさ子風水鑑定士の佐々木啓乃[4]

著書[編集]

本書にて初めて「UMA」という言葉が使用された。
  • 『イヌ』(講談社カラー科学大図鑑) 1980
  • 『シャーロックホームズの決め手 - ガス燈に浮かぶ永遠の名探偵 』(青年書館) 1980
  • 『シャーロック・ホームズの情報活用学 収集・推理・解決の全戦術』(PHP研究所) 1982
  • 『365日昆虫なぜなぜ事典』(啓明書房) 1983、のち改訂新版 1984
  • 『おもしろ昆虫ランド』(啓明書房) 1985
  • 『おもしろ動物ランド』(啓明書房) 1985
  • サーベルタイガー 古代の牙王』(石田パンリサーチ出版局) 1986
  • 『サバンナのおさな友だち』(実業之日本社、ノンフィクション読物5) 1987
  • 『動物故事物語』上・下(河出文庫) 1988
  • 『シャーロック・ホームズと金田一耕助』(毎日新聞社) 1988
  • 『ネコの博物誌』(東京図書) 1988
  • 『新史・動物行動記 ゾウがラクダに水を飲ませた!』(ビジネス社) 1989
  • 『動物興亡ミステリア進化史 かつて鳥獣大戦争があった!?』(ビジネス社) 1990
  • 『サーベルタイガーとマンモスはどちらが強かったか 古代猛獣たちのサイエンス』(不二本蒼生挿絵、PHP研究所) 1990
  • 『キリンの首はなぜ長いのか 動物進化の謎にせまる』(PHP研究所) 1990
  • 西遊記動物園』(六興出版) 1991
  • 『世界空想動物記 なぜ人間は彼らを誕生させたのか?』(PHP研究所) 1992
  • 『不思議ビックリ 世界の怪動物99の謎』(二見書房、二見WAiWAi文庫) 1992
  • 『「不思議 - なぜ?」動物おもしろ百科』(三笠書房、知的生きかた文庫) 1992
  • 『本朝美少年録』(光風社出版) 1993
  • 『トラ vs ライオン 百獣の王決定戦シミュレーション』(光風社出版) 1994
  • 『アフリカ象とインド象 陸上最大動物のすべて』(光風社出版) 1994
  • 『動物の超不思議能力 大災害の予知と動物たち』(日本テレビ放送網) 1995
  • 三國志V 武将FILE』(光栄) 1996
  • 『中国妖怪人物事典』(講談社) 1996
  • 『豪傑水滸伝 梁山泊一〇八星の世界』(コーエーテクモゲームス) 1997
  • 『古代猛獣たちのサイエンス 恐竜から人類まで、興亡の大ロマン』(PHP文庫) 1997
  • 封神演義大全』(KODANSHA SOPHIA BOOKS) 1998
  • 『怖くて読めない水滸伝 中国の残虐・猛悪の英雄たち』(講談社+アルファ文庫) 2000
  • 『人類はいつから強くなったか 古代猛獣との死闘』(祥伝社黄金文庫) 2001
  • 『おもしろ動物学者實吉達郎の動物解体新書』(新紀元社) 2004
  • 『UMA(未確認動物)解体新書』(新紀元社) 2004
  • 『U.M.A. / E.M.A.読本』(新紀元社) 2005
  • 『ウソつきな生き物』(来栖美憂著、監修、青春出版社、PLAY BOOKS INTELLIGENCE) 2005
  • 『中国の鬼神 - 天地神人鬼』(不二本蒼生画、新紀元社) 2005
  • 『本当にいた不思議な生き物 人類と動物の祖先たち』(PHP研究所) 2006
  • 『アラビアンナイトストーリー』(新紀元社) 2006
  • 『おもしろすぎる動物記 六時虫、凶暴なブタ、伝説の毒鳥、陸を行く魚…』(ソフトバンククリエイティブ、サイエンス・アイ新書) 2008
  • 『左ききのトリセツ(取扱説明書)』(グラフ社) 2008
  • 『危険生物超百科』(ポプラ社、これマジ?ひみつの超百科1) 2014
  • 『へんな生きもの超百科』(ポプラ社、これマジ?ひみつの超百科4) 2014
  • 『妖怪大百科 元祖』(竹書房)2014
  • 『日本人と動物の歴史 日本人にとって動物とは何か』(カンゼン)2020
  • 『いきもの必殺技図鑑』(カンゼン)2021
  • 『激震バトル! 外来 vs 在来 最強生物決定戦』(新星出版社)2022

「本当にいる」シリーズ[編集]

  • 『本当にいる世界の「超危険生物」案内』(笠倉出版社) 2012
  • 『本当にいる地球の「超巨大生物」案内』(笠倉出版社) 2013
  • 『本当にいる地球の「殺人植物」案内』(笠倉出版社) 2013
  • 『本当にいる世界の「新種生物」案内』(笠倉出版社) 2014
  • 『本当にいる地球の「寄生生物」案内』(笠倉出版社) 2014
  • 『本当にいる世界の超危険生物大図鑑』(笠倉出版社) 2015

「最強王図鑑」シリーズ[編集]

最強王図鑑シリーズ」全14冊のうち、下記第一期から第二期の監修を担当(Gakken

  • 『動物最強王図鑑』
  • 『絶滅動物最強王図鑑』
  • 『恐竜最強王図鑑』
  • 『妖怪最強王図鑑』
  • 『昆虫最強王図鑑』
  • 『幻獣最強王図鑑』
  • 『異種最強王図鑑』

論文[編集]

出演[編集]

テレビ番組[編集]

出典・脚注[編集]