はましお (潜水艦)

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はましお
基本情報
建造所 川崎重工業 神戸工場
運用者  海上自衛隊
艦種 通常動力型潜水艦
級名 ゆうしお型
艦歴
計画 昭和56年度計画
発注 1981年
起工 1982年4月8日
進水 1984年2月1日
就役 1985年3月5日
2003年3月4日(練習潜水艦に種別変更)
除籍 2006年3月9日
その後 2008年1月22日、江田島の工場にて解体
要目
排水量 基準 2,300t
満載 2,900t
全長 76.0m
最大幅 9.9m
深さ 10.2m
吃水 7.4m
機関 ディーゼル・エレクトリック方式
川崎/MAN V8V 30AMTLディーゼルエンジン × 2基
SG-4B発電機 × 2基
SM-4C電動機 × 1基
蓄電池 × 480個
出力 水上 3,400PS
水中 7,200PS
推進器 5翼スクリュープロペラ × 1軸
速力 水上 12kt
水中 20kt
潜航深度 450m程度
乗員 80名
兵装 HU-603 533mm魚雷発射管 × 6門
89式長魚雷およびハープーン対艦ミサイルを発射可能)
C4ISTAR ZYQ-1 潜水艦指揮管制装置
レーダー ZPS-6(水上)
ソナー ZQQ-4(統合式)
SQS-36J(アクティブ)
探索装置・
その他装置
潜望鏡
電子戦
対抗手段
ZLA-6 ECM
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はましおローマ字JS Hamashio, SS-578TSS-3604)は、海上自衛隊潜水艦ゆうしお型潜水艦の6番艦。艦名はに由来する。

艦歴[編集]

「はましお」は、昭和56年度計画2,200トン型潜水艦8093号艦として、川崎重工業神戸工場で1982年4月8日に起工され、1984年2月1日に進水、1985年3月5日に就役し、第2潜水隊群直轄艦として編入され横須賀に配備された。

1985年3月27日、「なだしお」とともに第2潜水隊に編入、第2潜水隊は同日付けで第2潜水隊群隷下に編成替え。

1987年9月10日から12月11日までの間、ハワイ派遣訓練に参加。

1994年4月7日午前8時30分頃、横須賀基地内で充電作業中、機関室配電盤から出火、1名が火傷、数名がガスを吸引する事故を起こす。約10分間で鎮火された。

2000年3月9日、第2潜水隊群第6潜水隊(横須賀)に編入。

2003年3月4日、練習潜水艦に種別変更され、艦籍番号がTSS-3604に変更、潜水艦隊直轄第1練習潜水隊に編入され、定係港がに転籍。

2006年3月9日、除籍。

2008年1月22日、江田島のスクラップ工場にて解体される。

脚注[編集]

参考文献[編集]

  • 石橋孝夫『海上自衛隊全艦船 1952-2002』(並木書房、2002年)
  • 世界の艦船 増刊第66集 海上自衛隊全艦艇史』(海人社、2004年)
  • 『世界の艦船 増刊第665集 海上自衛隊潜水艦史』(海人社、2006年)

関連項目[編集]