ノート:ニコチン酸

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ニコチン酸とナイアシンは同一物質であり、ビタミンB3としても知られています。 しかしながら、現在はそれぞれの名称にてそれぞれのペ~ジが記述されております。 これらをどちらかの名称にて統合することを提案します。(他方の名称はリダイレクトとします) 統合の要否、および 統合するときどちらの名称にて統合したらよいか、意見を述べてください。 --PyonDude 2009年12月14日 (月) 13:18(UTC)

  • (反対)はじめまして。Imuzakと申します。早速で申し訳ありませんが、反対票を投じさせていただきます。

その理由は、アスコルビン酸ビタミンCの前例と、その分かれている理由です。

それぞれ、

アスコルビン酸の方には、化学的性質について、
ビタミンCの方には、栄養素としての性質について、すなわち生理活性などについて記述しています。

読んでみたら、いまのニコチン酸ナイアシンも似通った状況にあるように思いました。 なので、現状維持することを支持します。--Imuzak 2009年12月15日 (火) 12:04 (UTC)[返信]

「同一物質であり、」とだけ言うには少し難があり、"niacin", "vitamin B3" には、nicotinic acid と nicotinamide の化合物群を指す用例があります。今ある2記事の内容を継ぎ足す作業で済む単純な状況ではないため、統合作業の枠組みを含めてお伺いしたいところです。--Su-no-G 2009年12月16日 (水) 15:13 (UTC)[返信]

現在のわたしの考えでは、IUPAC名のニコチン酸の生理活性のところにナイアシンを貼り付けてに統合し、その後、類似物質としてナイアシンアミド等を補足的に記述改定。ナイアシンアミドの詳細は別ページ(ニコチン酸アミド)を必要であれば作成。その他名称についても補足的説明をすればよいかと。統合作業やったことないので、なにか問題あるのでしたら教えてください。--PyonDude 2009年12月21日 (月) 13:50(UTC)
生化学辞典第三版、東京化学同人 ISBN: 4-8079-0480-9を見る限りは、ナイアシンはニコチン酸の別称、ナイアシンアミドはニコチン酸アミドの別称です。そしてビタミン様物質なのはニコチン酸(ナイアシン)ではなくてニコチン酸アミドの方です。ニコチン酸は体内でニコチン酸アミドに変換されるので゜ロビタミンです。統合は構いませんが、ナイアシンが総称であるとかニコチン酸がビタミンであるとかいうには出典が必要です。
ビタミンの命名については「ビタミン」、『岩波生化学辞典』第4版、岩波書店、1998に詳しくて、引用すると
『従来のアルファベットによる命名のほかに、IUPAC-IUBの命名委員会はビタミンおよび補酵素の学術的な命名法を採用し、その後IUNS(国際栄養科学連合)のビタミン命名委員会も1966年これに同調し』
と述べられているので、現在の呼称の標準はニコチン酸アミドであって、ビタミンB3とかナイアシンアミドは別称扱いです。同じく「ニコチン酸アミド」、『岩波生化学辞典』第4版、岩波書店、1998には「植物体にはニコチン酸が多く含まれているので、栄養素の供給源としてニコチン酸が重要であるが、通常はトリプトファンから生合成されるのでトリプトファンを多く含むタンパク質を摂取していればニコチン酸アミドが欠乏となることはまれである」とも書かれています。--あら金 2009年12月16日 (水) 16:35 (UTC)[返信]
取り急ぎ。Merck Index 14th ed, 6523, "Nicotinamide" からの引用: "The terms niacin, Vitamin B3, and Vitamin PP have been used to refer to both nicotinamide and nicotinic acid, "(以下略)が出典となり得るかと思います。--Su-no-G 2009年12月16日 (水) 23:30 (UTC)[返信]
日化辞Webで「ナイアシン」を引くと、ニコチン酸の慣用名だけに「ナイアシン」が存在し、ニコチンアミドのだけに「ナイアシンアミド」があるので、日化辞ではナイアシンとナイアシンアミドは別物質として識別されています。
生化学辞典(東京化学同人)も前述のようにナイアシンとナイアシンアミドは別物質として識別されています。
世界百科事典第二版(平凡社)は、ナイアシンはニコチン酸の別称として述べられていて、ニコチン酸はビタミンB群のひとつとだけ述べられています。
岩波理化学辞典第五版(岩波書店)はナイアシンとナイアシンアミドは別物質として識別されています。ニコチン酸は抗ペラグラ因子とだけかかれており、ニコチン酸アミドはビタミンB複合体であると書かれています。
岩波生物学辞典第四版(岩波書店)はナイアシンとナイアシンアミドは別物質として識別されています。
で、「ビタミンB3」という書き方は日化辞では「パンドテン酸カルシウム」と「ニコチンアミド」だけがHitします。他の辞書ではビタミンB3という書き方はされず、「ビタミンB複合体の一つ」と述べるにとどまっています。
で、Merck Indexの索引はNiacinはニコチン酸をみろ、Niacinamideはニコチンアミドを見ろとなっています。--あら金 2009年12月17日 (木) 01:00 (UTC)[返信]
現在の化学系の文献では ナイアシン=ニコチン酸 で差し支えないのでしょう。have been の表現からするに、昔の文献の話なのでしょう。SciFinder では "niacin" でかかるのは nicotinic acid だけでした。"Vitamin B3" だと nicotinic acid, nicotinamide, Pantothenic acid の3個がかかります。--Su-no-G 2009年12月17日 (木) 01:42 (UTC)[返信]
(閏覚えですが)発見された抗ペラグラ因子として"Niacin"と命名され、その後化学的に発見されていたニコチン酸と同定されてから補酵素のNAD(P)の供給源の一つとわかったという順番だと考えます。もともとペラグラは肌荒れとか皮膚炎という意味なので、ビタミンB群のどれが欠けても程度の差はあれペラグラは起こりますが(ペラグラ様症候群という括りががあり、原因としてはナイアシン欠乏症とビタミンB6欠乏症が含まれます…とメルクマニュアルにはのってます)、Niacinと、ニコチン酸とが同一視されるのは抗ペラグラ因子の化合物の実体として最初に見つかったという歴史的経緯だけだと考えます。--あら金 2009年12月17日 (木) 04:24 (UTC)[返信]

みなさん、ご意見ありがとうございます。 まず、ナイアシン=ニコチン酸 については各種文献から合意できると思います。 わたしは、ひとつの物質を二つの側面で別々のページに記載するのは適切ではないと考えています。

Wikipedia:ページの分割と統合に書いてある下記に該当すると考えました。
統合すべき場合 [編集]
同一の概念や事物に関して、不注意などにより、別名でページが作られた場合
1つのページ中で一緒に解説すべきにも関わらず、必要以上に細切れにされてページが作られている場合

ただし、ナイアシンという言葉を複数の物質(ナイアシン、ナイアシンアミド、ナイアシンエステル化合物など体内でナイアシン(ニコチン酸)に変換されるものすべて)を包含するビタミンB3様物質の総称として定義するならば話は別です。その場合、それぞれの物質であるニコチン酸、ニコチン酸アミド、ナイアシンエステル化合物等のページも別につくるのが適切でしょう。現在のナイアシンのページは、両方の方針が混ざり合っているように読めます。わたしの提案としては、ナイアシン=ニコチン酸であって、体内でナイアシンに変換されて利用される物質なども包含するのは適当ではないという立場です。この立場の文献の方が多いのではと思っております。 --PyonDude 2009年12月21日 (月) 13:50(UTC)