ノート:ホモ

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ホモは差別用語であるとの記述について[編集]

同性愛者という意味での「ホモ」の説明で、現行の版では下記のように記載されています。

ホモセクシュアル(Homosexual)の略語で、本来、同性愛者という意味だが、男性同性愛者を指して使われてきた。「ホモ」と略した場合は侮蔑語、差別用語となる。

これを下記のように修正したいと思いますが、ご意見いかがでしょうか。

「(第一文は原文通り)。もともと差別的意味合いを含んだ言葉ではないが、男性同性愛者に対して差別的文脈で使われることも多かったため、近年では「ゲイ」と言い換えるケースが多い。また「ホモ」という言葉自体が蔑称であるとする論者もいる。一方で言葉狩りだとの批判もある。」

改定の理由としては、第一文では「男性同性愛者を指して使われてきた」とあるのに、第二文では差別用語と定義されており矛盾する点があげられます。第二文の通りなら、第一文では「男性同性愛者に対して侮辱する意味で使われてきた」としなければ整合しません。また、辞書の類を見ても差別的意味合いを載せているものは皆無で、googleスカラーで「ホモ 同性愛」と検索してみても、特に90年代以前では論文などで差別的意味合いを含まない使われ方も多くあった事は明白ですから、中立性の観点で問題があるように思います。

出典

  • 第一文:デジタル大辞泉 … ホモの項目にホモセクシャルの略、ふつう男性同性愛者に使うとある。(※ホモセクシャルの略なのか、ホモセクシャリティーの略なのか、それとも略語ではなくホモエロティシズムやホモフォビア、ホモソーシャルなども含めた関連語の接頭辞から転じたものかについて異論はあるかもしれないが、一応大辞泉に略語と明記されているのを見つけた)
  • 第二文:「オカマ」は差別か 『週刊金曜日』の「差別表現」事件: 反差別論の再構築へ ポット出版, 2002 p.61『90年代に、僕なんか「ゲイ」「同性愛者」という言葉に言い換える戦略を取ったのは、とりあえず言葉をリニューアルすることで、「ホモ」「オカマ」といった表現に含まれていた無意識、あるいは意識的な差別を認識してもらいたいとか、当事者の意識を肯定的に変える「きっかけ」にするとかいう意味があったわけです(中略)しかし、そのことと、「ホモ」「オカマ」といった特定の言葉の使用を禁止することとは別のことです。言葉自体が「悪」なのではなく、問題は文脈です。(中略)東郷さんや、現在のゲイ雑誌の書き手のように、「ホモ」「オカマ」を積極的に用いて、言葉のイメージ自体をプラスのものに変えてしまうのももう一つの戦略なんです。』(※90年代以降の言い換えの背景がよく分かる。)
  • 第二文:自由民主党政務調査会 性的指向・性自認に関する特命委員会:性的指向・性同一性(性自認)に関するQ&A(2016年6月公表)『配慮すべき言葉または蔑称とされている言葉を記します。公的な立場にある者が発言した場合、不適切な発言として批判を招く可能性があります。ご留意ください。』(※ 公的な場での配慮の必要性、使用リスクが端的に書かれている)
  • 第三文:NIKKEI STYLE:LGBT「いる」前提で 職場の言動、慎重・丁寧に(2016年2月18日付)『ゲイやレズビアンの蔑称である「ホモ」「オカマ」「レズ」などの言葉も、口にしない方がよい。』(※蔑称であるという主張の明記がある。ただし、明確な蔑称であると言い切れるなら「口にしない方がよい」ではなく「口にすべきでない」となるはずだから、もっと立場のはっきりした出典が見つけられればそっちの方が望ましい)
  • 第四文:ヨミドクター(読売新聞):フジテレビ 同性愛蔑称謝罪は「言葉狩り」なのか(2017年10月5日付) … 言葉狩りとの批判があること、意見の対立がある事が分かる。

様子を見て異論がなければ改定したいと思います。また、しばらくして私が忘れてたらどなたか改定してください。--hal* 2017年11月19日 (日) 04:18 (UTC)[返信]

改定しました。--hal* 2017年12月1日 (金) 01:17 (UTC)[返信]