ノート:偽主人公

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私の知っている偽主人公の定義と違う……?[編集]

たしかに、私の手元にある幾つかの書籍には文学的技法としての「偽主人公」について説明しているものが3、4冊ほどあり、百科事典として立項に値する題材ではあると思います。ですが、手元の文献の説明はいずれも旧ソビエトの文学者ウラジーミル・プロップの『昔話の形態学』で触れられている「七つの行動領域」の「偽主人公」についての言及であり、現在の版(英語版からの翻訳)で説明されている「物語冒頭で主人公のように登場して読者の誤解を誘う登場人物」についての説明ではありません。プロップの定義の偽主人公は、物語の終盤に登場して主人公と手柄争いをする登場人物、すなわち『シンデレラ』の2人の姉や、『舌切り雀』の欲張りなお婆さんのようなキャラクターに該当するものを指します。現在の記事には出典らしい出典がないので、どちらかというと独自研究的なような気もしていますが……?

調べたところ英語版では、現在の版にあるような偽主人公を“False protagonist”、プロップの定義における偽主人公を“False hero”と区別し、別記事にしているようです。どちらも日本語に訳せば「偽主人公」になりますが、定義はまったく異なるものです。曖昧さ回避ページを作ってFalse protagonistとFalse heroの記事を平等に作るか、それとも「偽主人公」の記事内に両者を併記するかすべきだと思うのですが、どうすべきか悩みます。個人的には後者での対処を考えているのですが、そうすると言語間リンクのリンク先をどうするか悩ましいところです。--Kanohara会話2021年1月23日 (土) 03:47 (UTC)[返信]

日本語版の偽主人公の記事は、もともと英語版の false protagonist の機械翻訳だったようですね。英語版には出典が示されていますが、日本語に翻訳されるときにそれが抜け落ちるか日本語版の記事が作られてから英語版の出典が整備されるかして、さらに日本語版独自の加筆も加えられてKanoharaさんが手を加えられる前の状態になったようです。--モノノハズミ会話2021年1月25日 (月) 21:17 (UTC)[返信]
そのようですね。まあ false protagonist のような「主人公のように登場する脇役・端役」は確かに幾つか見たことがありますし(昨シーズンにアニメ化された『無能なナナ』などそうですし、『HELLO WORLD (アニメ映画)』の勘解由小路三鈴が、監督から「フェイクヒロイン」と呼ばれているインタビュー[1]も見たことがあります)、嘘は書いていない……とは思うのですが、Google検索で「偽主人公」を検索すると、ヒットするのはプロップの『昔話の形態学』の話がほとんどですし、ファンの間で「主人公は誰か」論争がある作品で(例えば『機動戦士ガンダムSEED DESTINY』の主人公論争が荒れるネタだったことは、漫画『HGに恋するふたり』で取り上げられています)、中立でない意見が「偽主人公の例」としてピックアップされてしまうことを少々懸念しています。--Kanohara会話2021年1月29日 (金) 21:47 (UTC)[返信]

英語版からの未翻訳箇所[編集]

英語版から翻訳させてもらいましたが、その際、翻訳していない箇所があります。それは観客を騙す偽主人公が登場する作品として『進撃の巨人』『Locked Up』(『ロック・アップ/スペイン 女子刑務所』)が挙げられていたところです。観客を騙す偽主人公は『メタルギアソリッド2 サンズ・オブ・リバティ』のタンカー編のスネークや『The Last of Us Part II』のジョエルのように主人公として宣伝、登場するもそれは一定の間だけで別の人物が本当の主人公だった明らかになるような場合がわかりやすいですが、英語版みると『進撃の巨人』のエレン・イェーガーが主人公のように扱われていたがミカサ・アッカーマンに遷移したことが書かれています。これは視点の移動で実は主人公は違った、というのとはまた別のように感じます。『Locked Up』は主人公のマカレナ・フェレイロ・モリーナが登場しない時期があると書かれていますが、これは主人公交代の一種ではないでしょうか。

主人公が一時期に退場するなどして視点の変遷、主人公が割りを食うような展開、主人公交代の場合はこの記事に合わないと感じます。

それと『サムエル記』については英語版で脚注がついていますが出典が不明瞭なため移していません。--図書助会話) 2021年2月6日 (土) 17:27 (UTC)--図書助会話2021年2月6日 (土) 17:55 (UTC)修正[返信]