ノート:多言語/試案1

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多言語たげんご)とは、複数の言語が並存すること。すなわち、一個の人間国家社会文書コンピュータウェブサイトソフトウェアなどが、複数個の言語に直面したり対応したりすること。

人間の多言語[編集]

人が複数の言語を操ることは、多言語の基本である。生まれながらに学習した言語を母語というが、ふつう母語は1個である。2個以上の言語を母語として、また母語と同じように操ることをポリグロット (polyglot)という。そのうち、二種類の言語を扱う者をバイリンガル、三種類をトリリンガルと呼ぶ。 一人の人間が多言語であるのは二種類だけでも困難である。言語は若いうちでないと習得が難しいため、一般に外国語の習得は若い方がよいとされる。しかし、幼すぎては母国語の確立ができないというディレンマがある。カタコトでの多言語は、ポリグロットの名に値しない。近年では、カタコトの多言語を売りものにする多言語サークルなどのビジネスまで登場している。

ただし、実務上は、ポリグロットでなくても、1個の母語を持ち、その個人が必要なだけの他国語を使うことができれば、それで十分なのであって、翻訳通訳などの業務を行うことも可能である。

国家の多言語[編集]

ひとつの国の中で複数の言語が使われているような国を多言語国家という。多言語国家として有名なのは、スイスベルギーカナダであるが、多かれ少なかれ複数の言語が使われている国は多い。多言語国家では、基準となる言語がひとつまたは複数存在するのが一般的である。そのうち、公務に使われることを法令で定めた言語を公用語、そのほか多くの人が使うものを共通語と呼ぶ。

社会の多言語[編集]

社会が言語の枠組みを越えていれば、多言語の社会となる。

文書の多言語[編集]

一冊の文書で多言語に対応する場合と、複数の文書で多言語に対応する場合とがある。

前者の例には、商品を複数の言語圏に販売する目的で、商品説明に複数の言語を併記するのがよく見られる。

後者は幅が広く、法令から文学の翻訳までが含まれる。

コンピュータの多言語[編集]

コンピュータは米国で発展したために、はじめのうち英語しか使えない物が多く作られていた。英語は使用する文字数が少ないため、限られた文字数で文字コードが作られ、それが現在でも用いられている(ASCII)。はじめのうち、コンピュータの英語以外の言語への対応は、その言語ごとに行われ、たとえば日本のコンピュータはドイツ語を表示することが困難である、というようなことが起こっていたが、多くの言語の文字に統一的にコードを与えたユニコードが一般化するにつれて、問題が解決してきている。

インターネットの多言語[編集]

地球規模で展開するインターネットは、はじめ英語が多く用いられていたが、近年多言語化がめざましい。(言語別インターネット人口参照)。現在では、多言語の国際組織のような多言語社会である。

ひとつの文書が多言語に翻訳されているようなWWW上のサイトを多言語サイトという。

また、閲覧ソフト(ブラウザ)がユニコードに対応することによって、それまで異なる文字コードを使用していた、たとえば日本語とドイツ語をひとつのページの中に織り込むことが、容易になってきている。

ソフトウェアの多言語[編集]

ひとつのソフトウェアでありながら設定によって表示言語を切り替えられる多言語対応ソフトが現れている。