ノート:百合若大臣

ページのコンテンツが他言語でサポートされていません。

百合若の妻[編集]

私が最初にあたった資料では、「幸若舞」バージョンでの百合若の妻の名は「朝日」、「春日」とあったのですが(入江秀利 「炉辺史話 第一話 百合若大臣物語 百合若大臣のふるさとは何処か」[1]、後者は松村一男 (2016年)「異界の島への航海神話としての『御曹司島渡』」[2])、傍証が見当たりませんでした。

そこで、つっこんで調査した結果、「幸若舞」では百合若の妻の名前は記されない(「大納言あきときの娘」「御台所」「北の方」とあるだけ)という記載に切り替えます。「春日姫」の名は、「幸若舞」ではなく「大分の伝説」系統などにみられる、のが真相のようです。(原文テキスト、富来(1997)、金賛會(2002年)などによる)。

松村のこの論文では、<幸若舞「百合若大臣」のあらすじ>と称していますが、これは「大分の伝説」系統に近く、幸若舞と異なります。そればかりか、「成長するにつれて弓に長けた勇武の若者となり、その名は近隣にも響くようになる。やがて春日姫という美しい嫁を迎え睦まじく暮らすが、地方の国司に任じられる」は、一字一句ウィキペディアからの流用なのではないでしょうか(ウィキには2008年5月9日 (金) 01:22 版からある)。--Kiyoweap会話2016年11月17日 (木) 00:32 (UTC)[返信]

入江の方の資料は、幸若舞の身代わりの娘も万寿姫であると、これもおそらく大分の伝説のバージョンと取り違えているようで、こうした差異をいちいち注釈するより、いっそ入江は資料リストから外すことを考えます。--Kiyoweap会話2017年10月2日 (月) 03:20 (UTC)[返信]