ハカン・チャルハノール
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トルコ代表でのチャルハノール(2016年) | ||||||
名前 | ||||||
ラテン文字 | Hakan Çalhanoğlu | |||||
基本情報 | ||||||
国籍 |
トルコ ドイツ | |||||
生年月日 | 1994年2月8日(30歳) | |||||
出身地 | マンハイム | |||||
身長 | 178cm | |||||
体重 | 69kg | |||||
選手情報 | ||||||
在籍チーム | インテル・ミラノ | |||||
ポジション | MF(CM、AM)[1] | |||||
背番号 | 20 | |||||
利き足 | 右足 | |||||
クラブ1 | ||||||
年 | クラブ | 出場 | (得点) | |||
2012 | カールスルーエ | 14 | (0) | |||
2012-2014 | ハンブルガーSV | 32 | (11) | |||
2012-2013 | → カールスルーエ | 36 | (17) | |||
2014-2017 | レヴァークーゼン | 79 | (17) | |||
2017-2021 | ミラン | 135 | (22) | |||
2021- | インテル・ミラノ | 67 | (10) | |||
代表歴2 | ||||||
2010 | トルコ U-16 | 6 | (1) | |||
2010-2011 | トルコ U-17 | 11 | (1) | |||
2011-2013 | トルコ U-19 | 15 | (5) | |||
2012-2013 | トルコ U-20 | 9 | (1) | |||
2012-2014 | トルコ U-21 | 2 | (0) | |||
2013- | トルコ | 77 | (17) | |||
1. 国内リーグ戦に限る。2023年7月6日現在。 2. 2023年3月28日現在。 ■テンプレート(■ノート ■解説)■サッカー選手pj |
ハカン・チャルハノール(Hakan Çalhanoğlu, 1994年2月8日 - )は、ドイツ・マンハイム出身のサッカー選手。セリエA・インテル・ミラノ所属。トルコ代表。ポジションはMF(CM、AM)[1]。
クラブ経歴[編集]
2001年からSVヴァルトホーフ・マンハイムのユースチームに所属し、2009年にカールスルーエSCユースに移籍。2012年にトップチームに昇格した。8月14日、ハンブルガーSVに4年契約で移籍[2]。最初の1年は引き続きレンタルという形でカールスルーエに所属することとなった。2012-13シーズンは3. リーガながら36試合に出場し17得点を記録。チームの昇格に貢献し自身も3部MVPを獲得した[3]。なお、17得点のうち7得点がフリーキックからの得点であり、そのキックの精度の高さも大きく評価された。
2013-14シーズン、ハンブルガーSVに復帰し背番号9を与えられた。8月31日、アイントラハト・ブラウンシュヴァイク戦で2得点を記録[4]するなど、チームは低迷する中で大きな活躍を見せている。
2014年、バイエル・レヴァークーゼンに5年契約で移籍した。背番号は10番。ポジションはトップ下で、ソン・フンミン、カリム・ベララビらと強力な2列目を構成した。さらに、マヌエル・ノイアーからも直接FKを決めるなど世界トップクラスのプレースキッカーに成長。
2017年7月3日、ACミランへ4年契約で移籍することが発表された[5]。背番号は前シーズンまで本田圭佑が着用していた10番。2017-18シーズンの後半戦、ガットゥーゾ監督の下で左ウイングに定着した。2020-21シーズン、リーグ戦では9アシストを決め[6]、リーグ2位に貢献した。2021年6月末で満了する契約の延長交渉が行われたものの、ミランの提示額とチャルハノール側の要求額の隔たりは埋まらず[7]、2021年6月に契約満了での退団が明らかにされた[8]。
2021年6月23日、リーグ優勝を目指してミランのライバルであるインテル・ミラノに加入した[9]。契約期間は2024年までの3年間。コッパ・イタリア決勝のユヴェントス戦では1-2から同点とするPKを沈め、延長で勝利した[10]。このシーズンのリーグ戦では7ゴール12アシストを決めたが[11]、前年まで所属していたミランに一歩及ばず2位となり優勝を逃す結末となった。
代表経歴[編集]
ドイツ出身ながら、トルコ系のルーツを生かし、トルコ代表として各年代で招集され、2013 FIFA U-20ワールドカップでは1得点を記録した。
2013年9月6日、アンドラ代表戦でA代表デビューを果たした。2015年3月31日のルクセンブルクとの親善試合で代表初得点を挙げた。
2021年6月、EURO2020に出場するトルコ代表メンバーに選出された[12]。
人物[編集]
- 孫興民とはブンデスリーガ時代を共にした間柄で、良好に関係を築いていた。しかし、2015年夏に孫がトッテナム・ホットスパーFCとの移籍交渉を進めていた際、当時在籍していたバイエル・レバークーゼンのチーム関係者を通さず、自身で移籍を成立させたことにチャルハノールが孫を非難。それに対して孫はドイツの古い諺を例えにチャルハノールに反論。そのチャルハノールは孫に別れの挨拶を送ったものの、孫がこれを無視したことで、両者は決裂したと言われている。その後2020年にチャルハノールにトッテナム移籍の噂が浮上したものの、結局は実現しなかった[13]。
- カールスルーエの下部組織に所属していた2011年、翌年の入団に向けてトラブゾンスポルと移籍に関する契約が成立していたにもかかわらず、無断でカールスルーエと契約延長。その翌年にハンブルガーSVへ移籍し、結局トラブゾンスポルには移籍しなかった。それを契約違反としトラブゾンスポルはFIFAを介しスポーツ仲裁裁判所(CAS)に提訴。その結果、2017年2月、4カ月間の公式戦出場停止処分と10万ユーロの罰金が科せられた[14]。
- ケリム・チャルハノールは従兄弟にあたる。実弟のムハンマド・チャルハノールもサッカー選手。
- インテル加入後初のミラノダービーの直前に自身のInstagramにACミランとインテルのユニホームを着た自身の写真を投稿して物議を醸した。また古巣ミランのサンシーロではチャルハノールがボールを持つたびにブーイングが鳴り響いた。そのあとに獲得したPKを自らが決め、「聞こえていない。」とアピールするかのようなパフォーマンスを披露した。
- また、フリーキックが非常に上手くACミラン所属時代のセルティックFC戦において、相手GKが全く動けない完璧なシュートを決めた。
個人記録[編集]
クラブ[編集]
2022-23シーズン終了時点[15]
クラブ | シーズン | リーグ戦 | カップ戦 | 国際大会 | その他 | 通算 | ||||||
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ディビジョン | 出場 | 得点 | 出場 | 得点 | 出場 | 得点 | 出場 | 得点 | 出場 | 得点 | ||
カールスルーエSC | 2011-12 | 2. ブンデスリーガ | 14 | 0 | - | - | 2 | 0 | 16 | 0 | ||
2012-13 | 3. リーガ | 36 | 17 | 3 | 0 | - | - | 39 | 17 | |||
通算 | 50 | 17 | 3 | 0 | 0 | 0 | 2 | 0 | 55 | 17 | ||
ハンブルガーSV | 2013-14 | ブンデスリーガ | 32 | 11 | 4 | 0 | - | 2 | 0 | 38 | 11 | |
バイエル・レヴァークーゼン | 2014-15 | ブンデスリーガ | 33 | 8 | 4 | 2 | 10 | 3 | - | 47 | 13 | |
2015-16 | 31 | 3 | 3 | 1 | 12 | 4 | - | 46 | 8 | |||
2016-17 | 15 | 6 | 1 | 0 | 6 | 1 | - | 22 | 7 | |||
通算 | 79 | 17 | 8 | 3 | 28 | 8 | 0 | 0 | 115 | 28 | ||
ACミラン | 2017-18 | セリエA | 31 | 6 | 4 | 0 | 10 | 2 | - | 45 | 8 | |
2018-19 | 36 | 3 | 4 | 0 | 5 | 1 | 1 | 0 | 46 | 4 | ||
2019-20 | 35 | 9 | 3 | 2 | - | - | 38 | 11 | ||||
2020-21 | 33 | 4 | 1 | 0 | 9 | 5 | - | 43 | 9 | |||
通算 | 135 | 22 | 12 | 2 | 24 | 8 | 1 | 0 | 172 | 32 | ||
インテル | 2021-22 | セリエA | 34 | 7 | 5 | 1 | 6 | 0 | 1 | 0 | 46 | 8 |
2022-23 | 33 | 3 | 3 | 0 | 12 | 1 | 1 | 0 | 49 | 4 | ||
2023-24 | ||||||||||||
通算 | 67 | 10 | 8 | 1 | 18 | 1 | 2 | 0 | 95 | 12 | ||
キャリア通算 | 362 | 77 | 34 | 6 | 70 | 17 | 7 | 0 | 473 | 100 |
代表[編集]
- 国際Aマッチ 78試合 17得点(2013年 - )
トルコ代表 | 国際Aマッチ | |
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年 | 出場 | 得点 |
2013 | 1 | 0 |
2014 | 4 | 0 |
2015 | 10 | 4 |
2016 | 11 | 4 |
2017 | 6 | 0 |
2018 | 7 | 1 |
2019 | 9 | 1 |
2020 | 5 | 1 |
2021 | 14 | 3 |
2022 | 8 | 3 |
2023 | 4 | 0 |
通算 | 78 | 17 |
タイトル[編集]
- クラブ
- カールスルーエSC
- 3. リーガ : 2012-13
- インテル・ミラノ
- スーペルコッパ・イタリアーナ :2022
- コッパ・イタリア : 2021-22
- 個人
- 3. リーガMVP : 2012-13
脚注[編集]
- ^ a b “HAKAN ÇALHANOĞLU”. FOOTBALLCRITIC 2023年11月10日閲覧。
- ^ “Calhanoglu: A great opportunity”. FIFA.com (2013年2月27日). 2013年6月30日閲覧。
- ^ fussball.de: Krönung einer atemberaubenden Saison: Calhanoglu ist Spieler des Jahres, 12. Juni 2013, abgerufen am 13. Juni 2013
- ^ "Spielbericht HSV - Eintracht Braunschweig vom 31.08.2013"
- ^ “UFFICIALE: CALHANOGLU È ROSSONERO”. AC Milan (2017年7月3日). 2017年7月4日閲覧。
- ^ “セリエA 2020-21アシストランキング”. フットボールチャンネル (2021年5月25日). 2021年6月17日閲覧。
- ^ “来季で契約切れるチャルハノール、ミランと延長交渉も要求に開きか”. 超ワールドサッカー (2020年12月17日). 2021年6月23日閲覧。
- ^ “ミラン会長がチャルハノール&ドンナルンマの退団を明言 「何も問題ない」”. 超ワールドサッカー (2021年6月22日). 2021年6月23日閲覧。
- ^ “ハカン・チャルハノールがインテルに加入”. FCインテルナツィオナーレ・ミラノ (2021年6月22日). 2021年6月23日閲覧。
- ^ “コッパ・イタリア王者はインテル! ペリシッチが延長に2発、ユーヴェを下す”. サッカーキング (2022年5月12日). 2022年5月12日閲覧。
- ^ “BROZOVIC AND CALHANOGLU MAKE OPTA'S SERIE A 2021/22 DREAM TEAM”. INTER (2022年5月23日). 2022年6月12日閲覧。
- ^ “チャルハノールやソユンクらトルコ代表メンバーが発表《ユーロ2020》”. 超ワールドサッカー (2021年6月2日). 2021年6月23日閲覧。
- ^ “トッテナムで“望まない再会”が実現? 韓国代表FWが着信拒否した選手に興味”. ザ・ワールドマガジン (2020年1月24日). 2020年9月10日閲覧。
- ^ “レヴァークーゼンMFチャルハノール、過去の契約破棄により4カ月間出場停止に”. サッカーキング (2017年2月3日). 2021年6月23日閲覧。
- ^ “Hakan Çalhanoğlu Detailed Stats” (英語). Transfermrkt. 2023年6月30日閲覧。
外部リンク[編集]
- ハカン・チャルハノール - Topforward
- Hakan Çalhanoğlu - fussballdaten.de (ドイツ語)
- Hakan Çalhanoğlu at transfermarkt.de (ドイツ語)
- ハカン・チャルハノール – FIFA主催大会成績
- ハカン・チャルハノール - UEFA主催大会成績
- ESPN FC profile