ロヴェチ州

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ロヴェチ州
Област Ловеч
ブルガリア内のロヴェチ州の位置
ブルガリアの国旗 ブルガリア共和国
州都ロヴェチ
人口167,931 人
面積4,128.8 km²
基礎自治体8
ナンバープレートOB
標準時EETUTC+2
夏時間EESTUTC+3
テテヴェン近くのグロジェネ僧院
ロヴェチの要塞跡

ロヴェチ州(ロヴェチしゅう、ブルガリア語: Област Ловеч, ラテン文字転写: Oblast Lovech)はブルガリア北西部に位置する

基礎自治体[編集]

ロヴェチ州の基礎自治体

歴史[編集]

州都のロヴェチは19世紀民族復興期の建築家コリュ・フィチェト(Колю Фичето、Kolyu Ficheto)による屋根付橋ポクリティア・モスト(Covered Bridge, Lovech)で知られている。

ロヴェチには中世の要塞が残されている。この要塞はペタル2世アセン1世の兄弟によるビザンティンに対する抵抗運動の要であり、彼らは後に第2次ブルガリア帝国を建国した。

オスマン帝国からの独立運動においても、ブルガリア独立運動の英雄ヴァシル・レフスキ(Васил Левски、Vasil Levski)は自ら率いる独立運動組織の拠点をこのロヴェチに置いた。レフスキはオスマン帝国によってロヴェチ近郊で逮捕されている。後に要塞の隣にはロヴェチをたたえる碑石が立てられ、レフスキの活動を紹介する博物館が設立された。

またブルガリアにおける外国語教育の発祥の地でもあり、1881年に同地に設置されていた米国の学校を改組し、1950年ブルガリアにおける初の外国語学校となった。はじめは英語フランス語ドイツ語が教えられていたが、英語学校はソフィアへ、フランス語学校はヴァルナへ移転され、その後はドイツ語専門となっている。そのため同校はドイツ学校(Немската гимназия)と呼ばれている。