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反転の島(はんてんのしま)は、原子核物理学において半減期が比較的長い魔法数が、中性子過剰核の場合に消滅したり、新しく現れたりする核図表上の領域である。例えば、マグネシウム32(陽子12個、中性子20個)では、中性子数の20が魔法数であるのにも拘らず、励起状態になりやすいことが知られている。また、カルシウム54では、中性子数の34が新たな魔法数として現れている。反転の島はクーロン励起の観測や電磁モーメントの測定によって発見される[1]。
- ^ 本林 透 (2018年10月19日). “極限原子核のフロンティア開拓――ニホニウムとRI ビームファクトリー”. 日本物理学会. 2022年9月4日閲覧。