堀場清子

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

堀場 清子(ほりば きよこ、1930年10月19日[1] - )は、日本の詩人女性史研究家である。

人物・来歴[編集]

広島県[1]広島市生まれ。東京で育つが、縁故疎開先の広島で原爆被害を目撃する。早稲田大学[1]文学部国文科卒業。鹿野政直の妻で本姓は鹿野[1]共同通信社勤務を経て詩作・評論に専念する。詩誌『いしゅたる』主宰[1]1990年、『イナグヤ ナナバチ/沖縄女性史を探る』で第5回女性史青山なを賞[1]1993年『首里』で第11回現代詩人賞受賞[1]2010年、第14回女性文化賞受賞[1][2]。ほか高群逸枝、原爆被害の研究をおこなう。

著書[編集]

  • 『狐の眸 詩集』昭森社 1956
  • 『空 詩集』冬至書房 1962
  • 『アメリカの裏窓』1968 (潮新書)
  • 『ズボンにかんする長い物語 詩集』昭森社 1971
  • 『じじい百態 詩集』国文社 1974
  • 『女たち創造者たち』未来社 1986.1
  • 青鞜の時代 平塚らいてうと新しい女たち』1988.3 (岩波新書)
  • 『イナグヤナナバチ 沖縄女性史を探る』ドメス出版 1990.1
  • 『堀場清子詩集』土曜美術社(日本現代詩文庫) 1992
  • 『首里 詩集』いしゅたる社 1992.11
  • 『禁じられた原爆体験』岩波書店 1995.6
  • 『原爆表現と検閲 日本人はどう対応したか』1995.8 (朝日選書)
  • 『習俗打破の女たち』ドメス出版 1998.11
  • 『延年 詩集』いしゅたる社 2003.12
  • 『鱗片 ヒロシマとフクシマと』ドメス出版 2013.12
  • 『堀場清子全詩集』ドメス出版, 2013.12

共編著[編集]

  • 『高群逸枝』鹿野政直共著 朝日新聞社 1977.7 (朝日評伝選 のち選書)
  • 高群逸枝『娘巡礼記』校訂 (朝日選書 1979.1 のち岩波文庫
  • 『わが高群逸枝』橋本憲三共著 朝日新聞社 1981.9
  • 『祖母・母・娘の時代』鹿野政直共著 1986.6 (岩波ジュニア新書)
  • 『『青鞜』女性解放論集』1991.4 (岩波文庫)
  • 『高群逸枝語録』鹿野政直共編 2001.1 (岩波現代文庫)
  • 『高群逸枝の生涯 年譜と著作』ドメス出版 2009.6

脚注[編集]

  1. ^ a b c d e f g h 堀場清子 ほりば-きよこ”. デジタル版 日本人名大辞典+Plus(コトバンク). 2019年10月12日閲覧。
  2. ^ 引き継がれる女性文化賞の志 ちづこのブログNo.111”. Women's Action Network. 2019年10月12日閲覧。