小倉名画座

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
小倉名画座
Kokura Meigaza
地図
情報
通称 名画座
正式名称 小倉名画座I・II
収容人員 (2館合計)90人
用途 映画上映
旧用途 ストリップ劇場(2階部分)
所在地 802-0002
福岡県北九州市小倉北区京町2-5-6
位置 北緯33度53分11.2秒 東経130度52分50.9秒 / 北緯33.886444度 東経130.880806度 / 33.886444; 130.880806座標: 北緯33度53分11.2秒 東経130度52分50.9秒 / 北緯33.886444度 東経130.880806度 / 33.886444; 130.880806
最寄駅 JR小倉駅より徒歩2分[1]
テンプレートを表示

小倉名画座(こくらめいがざ)は、福岡県北九州市小倉北区京町にある映画館成人映画館)。1階にある「名画座I」では一般的なピンク映画、2階にある「名画座II」ではゲイ映画を専門に上映している[2]。普通名詞としての名画座ではない。

歴史[編集]

映画館としての営業は昭和50年代から行われていたとされる[3]。1980年(昭和55年)時点の小倉名画座は1館体制だったが[4]、1990年(平成2年)時点では小倉名画座1・2の2館体制となっている[5]

2階は元々はストリップ劇場だったため、中央にせり出しがある舞台が残されており、一時期には「ヤングホモショーと銘打った男性たちによるダンスショー」の実演も行われていたが、その後、ゲイ映画専門の映画館となった[3]。2006年(平成18年)5月に福岡市福岡オークラ劇場が閉館して以降、「名画座II」は、「九州唯一のゲイ映画専門館」とされており、いわゆるハッテン場となっている[6]

かつては連日終夜営業もしていたが、2019年(令和元年)からは深夜の営業をおこなっていない[1]

2022年、地元でカレー専門店モンゴルカレーを営む丸谷真一が事業継承[7][8]。丸谷は文化遺産の継承であり、既存の顧客を守りながら、場所がなくならないよう新規顧客の発掘もしていくサブカルチャーの場としていきたいと述べている[7]

座席数[編集]

脚注[編集]

  1. ^ a b 2019年10月 上映ご案内”. 小倉名画座. 2019年10月20日閲覧。
  2. ^ 正面の看板はローマ数字が用いられているが、小さい看板やホームページなどでは「小倉名画座1・2」の表記も用いられている。
  3. ^ a b 小倉名画座I・II”. 港町キネマ通り (2011年9月). 2019年10月20日閲覧。
  4. ^ 『映画年鑑 1980年版別冊 映画館名簿』時事映画通信社、1979年。同文献を出典としている1980年の映画館(九州地方) 「消えた映画館の記憶」を参照した。
  5. ^ 『映画年鑑 1990年版別冊 映画館名簿』時事映画通信社、1989年。同文献を出典としている1990年の映画館(九州地方) 「消えた映画館の記憶」を参照した。
  6. ^ 小倉名画座(2)のご案内/小倉名画座(2)探訪記”. ゲイ映画館へ行こう!!/ENKプロモーション. 2019年10月20日閲覧。 - 「小倉名画座(2)探訪記」の初出は、『Badi』 2008年4月号(テラ出版)
  7. ^ a b 北九州〈小倉名画座〉成人映画館をカレー専門店店主が事業継承 | ブルータス”. BRUTUS.jp (2022年3月5日). 2022年6月4日閲覧。
  8. ^ 昭和の記憶とどめる北九州の成人映画館「小倉名画座」をカレー店主が承継 | ニュース”. 福岡ふかぼりメディア ささっとー (2022年3月24日). 2022年6月4日閲覧。

関連項目[編集]