川端倖明

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獲得メダル
日本の旗 日本
柔道
世界団体
2024 アブダビ 90kg級
世界ジュニア
2023 オディべーラス 90kg級
世界ジュニア団体戦
2023 オディべーラス 90kg級

川端 倖明(かわばた こうめい、2005年11月5日 - )は、千葉県出身の日本柔道選手。階級は90kg級。身長175cm。組み手は右組み。得意技は寝技[1][2]

経歴[編集]

小学校6年の時に全国小学生学年別柔道大会50kg級で優勝した[1]船橋旭中学から国士舘高校へ進むと、2年の時には金鷲旗で2位だったが、インターハイでは個人戦90㎏級と団体戦でともに優勝した[1][3][4]全日本ジュニアでは3位だった[5]全国高校選手権の団体戦では優勝に貢献した[6]。3年の時には金鷲旗で優勝すると、インターハイの個人戦及び団体戦で2連覇した。これにより、団体戦では高校三冠(全国高校選手権、金鷲旗、インターハイ)を達成することにもなった[3][4][7]。全日本ジュニアでも優勝した[5]。続く世界ジュニアでは決勝でアゼルバイジャンのブガル・タリボフに反則勝ちするなど、オール一本勝ちして優勝を飾った[8][9]。団体戦では決勝のフランス戦を始め全試合に勝利してチームの優勝に貢献した[10][11]講道館杯では3回戦で元世界3位であるパーク24長澤憲大を内股で破ると、準決勝で同じくパーク24の田嶋剛希袖釣込腰で敗れたものの、高校生ながら3位入賞を果たした[12]グランドスラム・東京では初戦で中立選手(AIN)として出場したロシアのマンスール・ロルサノフに反則負けを喫した[13]グランプリ・オディベーラスでは3回戦でトルコのミハエル・ジュガンクに技ありで敗れた[14]。3月には東京都柔道選手権で高校生ながら3位入賞を果たし、全日本柔道選手権への出場権を得た。2024年4月には国士舘大学へ進学した。体重別では決勝まで進むも、田嶋に大外刈で敗れて2位だった[15]アジア選手権の団体戦では決勝のモンゴル戦で一本勝ちするなどチームの優勝に貢献した[16]。続く全日本選手権では2回戦で山梨県立農林高校教員の横内晋介に1-2の旗判定で敗れた[17]世界団体では決勝のフランス戦でアクセル・クレルジュを合技で破ってチームの優勝に貢献した[18][19]

IJF世界ランキングは700ポイント獲得で65位(24/5/20現在)[20]

戦績[編集]

(出典[1])

脚注[編集]

  1. ^ a b c d 「第71回全国高校柔道大会プレビュー」近代柔道 ベースボールマガジン社、2022年8月号
  2. ^ 強化選手 男子C強化(ジュニア)
  3. ^ a b 金鷲旗高校柔道大会
  4. ^ a b 全国高等学校総合体育大会柔道競技大会
  5. ^ a b 全日本ジュニア柔道体重別選手権大会
  6. ^ 全国高等学校柔道選手権大会
  7. ^ 100キロ超級は畠山凱が初V、90キロ級川端倖明は2連覇 全国高校総体/柔道 サンケイスポーツ 2023年8月10日
  8. ^ 天野開斗、川端倖明、本田万結が優勝 世界ジュニア選手権/柔道 サンケイスポーツ 2023年10月7日
  9. ^ Odivelas World Championships Juniors Individuals 2023
  10. ^ 日本が混合団体で優勝 世界ジュニア選手権/柔道 サンケイスポーツ 2023年10月9日
  11. ^ Odivelas World Championships Juniors Mixed Teams 2023
  12. ^ 2023年度講道館杯全日本柔道体重別選手権大会
  13. ^ Tokyo Grand Slam 2023
  14. ^ Grand Prix Portugal 2024
  15. ^ 2024年全日本選抜柔道体重別選手権大会
  16. ^ 日本が混合団体で優勝 アジア選手権/柔道 サンケイスポーツ 2024年4月23日
  17. ^ 【柔道】最年少出場の川端倖明 28年ロス五輪Vへ収穫の一敗「左組みの課題が出た」 全日本選手権 スポーツニッポン 2024年4月23日
  18. ^ 世界柔道、混合団体で日本7連覇 若手の活躍目立つ 日本経済新聞 2024年5月25日
  19. ^ Abu Dhabi World Championships Seniors 2024 Mixed Teams
  20. ^ World ranking list

外部リンク[編集]

  • 川端倖明 - JudoInside.com のプロフィール(英語)