浅川満寛
浅川 満寛(あさかわ みつひろ、1965年[1] - )は、元青林堂・青林工藝舎の漫画編集者。Kabuta Audio Lab代表[1]。
劇画史研究会主催。漫画原作者の大西祥平との共同レーベル「ひよこ書房」を主催。編集業以外にも斧田小、兜田麟三名義での文筆活動や特殊漫画の復刻活動も行っている。
経歴[編集]
神奈川県生まれ[1]。早稲田大学で美術史を専攻、卒論は「初期つげ義春論」[2]。1991年青林堂入社。元青林堂営業部員。1997年に青林堂を退社し、まんだらけ編集を経て青林工藝舎に移籍。同社では海外出版部門を担当しながら辰巳ヨシヒロ、米沢嘉博、吾妻ひでお、つげ義春の担当編集も兼任し、貸本劇画・エロ劇画の復刻活動や劇画史研究なども続けていたが、2012年に青林工藝舎を退社。現在はフリーランスで編集・執筆・劇画史研究に携わる傍ら、千葉県いすみ市でヴィンテージ・カートリッジの修理販売業を営んでいる[3]。
著書[編集]
復刻活動[編集]
ひよこ書房[4][編集]
- 松本正彦『パンダラブー』全2巻 - のち、青林工藝舎から単行本化。
- 早見純自選最低作品集『純にもぬかりはある』
- 紺野泰介作品集『変態劇畳』
- 早見純『純の自己嫌悪』
- ロマン優光『音楽家残酷物語』 - 復刻ではなく新たなエッセイ集。
- 松本正彦『たばこ屋の娘 70年代短編傑作集』 - のち、青林工藝舎から単行本化。
メディア出演[編集]
テレビ朝日『天命ナインティナイン』(2020年4月10日放送)
関連項目[編集]
脚注[編集]
- ^ a b c https://www.facebook.com/septemberrecords/posts/1051775428274869
- ^ 『つげ義春漫画術』第1巻132ページ
- ^ JICO 「良し悪しではなく、それぞれの音の違いが面白いと思います」アナログレコードを愛する人々 第14回
- ^ この名称は恐怖漫画のレーベル「ひばり書房」へのリスペクト。