AOpen

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エーオープン
建碁股份有限公司
AOPEN Inc.
種類 公開会社
市場情報 TWSE3046
本社所在地 中華民国の旗 台湾
114
台湾新北市汐止区新台五路一段92號21樓
設立 1996年
業種 電気機器
事業内容 産業用向けデジタル・サイネージ端末機器全般
代表者 会長 簡慧祥
主要株主 エイサー
外部リンク http://www.aopen.com/global/home
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エーオープンジャパン株式会社
AOPEN Japan Inc.
種類 株式会社
本社所在地 日本の旗 日本
101-0021
東京都千代田区外神田2丁目4番地4号
第一電波ビル3階
設立 2000年10月17日
業種 卸売業
事業内容 デジタルサイネージ機器、PCパーツの製造・卸・販売
代表者 KEN WANG
資本金 1,000万円
外部リンク http://aopen.jp/
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エーオープン(英語: AOPEN Inc. 繁体字:建碁股份有限公司)現在は、産業用向けデジタル・サイネージ端末機器全般、CPUボード、ボード類などのコンピュータパーツを製造する台湾の電機メーカーである。

概要[編集]

acer(中文名:宏碁)は自社ブランドの各種コンピュータを販売するほか、日本や欧米の多くのメーカーにマザーボードなどを供給する大手メーカーである。1996年にPCを組み立てる個人ユーザに製品を供給する企業として設立した子会社がAOPENである。2000年に 日本法人エーオープンジャパンが設立された。

AOPEN が販売する製品の分野は幅広い。以前は様々なパソコンパーツ、周辺機器の製品、マザーボードビデオカードサウンドカード、LANカード(NIC)、ケース(housing)、電源装置、CD/DVDドライブ、フロッピーディスクドライブマウスキーボード、CPUクーラー、イーサネットハブなどと多岐に渡っている。

現在は産業用向けの端末機器、組込み用パーツ全般の企画、販売及びハードウェア・ソリューション機器の開発、設計、製造及び販売・コンサルティングなどのサービスを提供しています。

Pentium M[編集]

本来モバイル用の CPU である Pentium Mデスクトップ用マザーボードに搭載する Mobile on Desktop(MoDT)[1]というソリューションを提供することでも知られている。2004年終わり[1]から2005年初め[2]にかけて Pentium 4 などのデスクトップ用 CPU が Pentium M よりも電力消費効率が悪いことが判明し、多くの製造メーカーは Pentium M を搭載できるデスクトップ用マザーボードを導入した。AOpen はそのようなソリューションを早くから提供し始めた企業の一つである。

miniPC[編集]

AOPEN が提供している MoDT ソリューションの中で有名なものとしては AOPEN miniPC が挙げられる。これは Mac mini にデザインがよく似ており、Linspire(LindowsOS)のプリインストールが可能である。Mac mini の発売後に AOPEN の miniPC が発表されたこともあり、miniPC のデザインは独創的ではないと批判され、一部からはあからさまに Mac mini のデザインを盗んだとまで言われた。それに対して AOPEN の技術サポートスタッフは「AOPEN は miniPC の製作とマーケティングに2年を費やしている。miniPC のコンセプトは Mac mini よりも早い時期に決まっていた。」と主張している[3]。miniPC のデザインのベースが Mac mini かどうか、もしくはその逆かどうかは不明だが、以下に興味深い点を挙げる。

  • Appleは AOPEN を訴えていない
  • AOPEN の miniPC の商品紹介ページは、アップルのそれとデザイン及びレイアウトの両方で非常に良く似ている
  • 2006年3月に、AOPEN は第二世代 miniPC のデザイン変更をアナウンスした


脚注[編集]

  1. ^ Quick and Quiet: Pentium M Desktop Boards by AOpen and DFI”. Patrick Schmid, Achim Roos. 2008年5月3日閲覧。
  2. ^ Dothan Over Netburst: Is The Pentium 4 A Dead End?”. Patrick Schmid, Bert Töpelt, Frank Völkel, Uwe Scheffel. 2008年5月3日閲覧。
  3. ^ AOpen technical support staff respond to users' accusations of industrial plagiarism (Traditional Chinese)”. AOpen Technical Support Forums. 2008年5月3日閲覧。

外部リンク[編集]