Category‐ノート:北米の考古遺跡

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8ヶ国が同じカテゴリーを用いている(おそらくこれがCategory:アメリカ合衆国の考古遺跡を作る最大の根拠)

独;Archäologischer Fundplatz in den Vereinigten Staaten
英;Archaeological sites in the United States
西;Yacimientos arqueológicos de Estados Unidos
仏;Site archéologique des États-Unis
インドネシア語;Situs arkeologi di Amerika Serikat
伊;Siti archeologici degli Stati Uniti
蘭;Archeologische plaats in de Verenigde Staten
ポーランド語;Stanowiska archeologiczne w Stanach Zjednoczonych

のでCategory:アメリカ合衆国の考古遺跡から記事を除外するのをとりあえずやめましたが、アメリカ先住民の人々の生活圏、文化圏が単純に国境線で線が引けるという発想、さらにこういうことが全くと言っていいほど議論がなされないでカテゴリーの貼り付けが平気で行われるのは非常に疑問です。

メソアメリカと北米は文化圏として異なりますが、メソアメリカ以北の北米部分は、WilleyのAn Introduction to American Archaeology,vol.1 North and Middle America,Prentice-Hall,Inc.,New Jersey(以下Willey1971とする。)では、

農耕中心でカホキアに見られるようなマウンドを伴う大規模な祭祀センターが造られた。
農耕、漁労、狩猟採集が行われ、大規模な祭祀センターは造られなかった。トーテムポール、仮面、籠細工などの工芸品で知られる。
狩猟、漁労中心。イヌイットなどの文化圏
プエブロ文化の文化圏。メサ・ヴェルデチャコ・キャニオンカサス・グランデスの壮大なアドベ造りの壮大な集落(Willeyは、large townと呼ぶ。)が造られた。天文学にすぐれ、乾燥地に適したトウモロコシ農耕、交易で繁栄した。美しいミンブレス土器でも知られる。

の4つに区分していますが、単純に国境線で区分できないのは明らかです。ただこれをそのままカテゴリーにするのは非常に分かりにくいし読者に親切とは言えないので、だれにもわかるメソアメリカより北側の文化圏、地理的区分として「北米」があるわけです。関雄二、青山和夫編『岩波アメリカ大陸古代文明事典』でも、アメリカ合衆国の遺跡のみしか掲載していなくても北米として章を設けていますし、アルフレッド・V・キダーとともにグアテマラカミナルフュー遺跡の発掘調査に携わったジェニングス(Jesse D.Jennings)もPrehistory of North Americaという 概説書をものしており、いずれも国境線で区分できないことを想定しています。日本では英語版のように州ごとに遺跡を網羅する必然性もないし、北米でまとめることに対して特段な不都合があるわけではありません。それどころか、カサス・グランデスのようなプエブロ文化の系統をひく重要な遺跡が同じ文化圏の遺跡のメサ・ヴェルデと関連するカテゴリーに位置づけられなくなってしまいます。現在のところ表に貼ってあるリンクArchaeological sites in the United StatesArchaeological sites in Canadaを生かしてほかの言語とリンクできればいいわけでわざわざ他言語版にならう必然性がありません。---Siyajkak 2008年4月24日 (木) 16:39 (UTC)[返信]