XHTML 1.0文書においては、各要素にxml:lang
属性とlang
属性を記述することで使用言語を明示することが求められます。適切な言語指定は、視覚ブラウザのフォント選択や音声読み上げ式ユーザーエージェントを助け、アクセシビリティを高めます。言語を示すコードはISO 639、文字体系を示すコードはISO 15924、使用言語を明示するタグの構成はRFC 4646に、それぞれ示されています。日本語のローマ字表記は、日本語のラテン翻字であるため、IETF言語タグは ja-Latn
となります。
このテンプレートは、ラテン文字(ローマ字)を示す文字体系コードであるLatn
を言語コードに後置した言語タグをspan
要素のxml:lang
属性とlang
属性に指定します。すなわち、 {{lang|ISO 639言語コード-Latn|任意の文字列}}
と同様の働きをします。
一般的に非ラテン文字で表記される言語をあえてラテン文字で表記した場合のみ用います。英語やインドネシア語のように一般的にラテン文字で表記される言語をラテン文字で書いた場合、RFCではLatn
を後置するべきでないとされています。
使い方[編集]
{{ラテン翻字|ISO 639言語コード|ラテン文字表記}}
{{ラテン翻字|ISO 639言語コード|転写方式|ラテン文字表記}}
使用例[編集]
記述
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結果
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備考
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{{ラテン翻字|el|ISO|ellēniká}}
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ellēniká
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ISO 843 に従ったギリシア語「ελληνικά」のラテン文字転写
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{{ラテン翻字|ja|ISO|Hukusima}}
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Hukusima
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ISO 3602 に従った日本語「福島」のラテン文字転写
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{{ラテン翻字|he|Yerushaláyim}}
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Yerushaláyim
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方式を指定しないヘブライ語「ירושלים」のラテン文字転写
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関連項目[編集]
外部リンク[編集]