アブドゥッラー2世・アッ=サバーハ

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アブドゥッラー2世・アッ=サバーハ(Abdullah II Al-Sabah、1814年 - 1892年5月)は第5代目クウェート首長(在位:1866年-1892年)でサバーハ家当主。父はサバーハ2世・アッ=サバーハ。弟はムハンマド首長、ジャウラッハー、ムバーラク大首長

経歴[編集]

父の後を継いで首長となる。1870年イギリスバスラに拠点を置かれた翌年の1871年オスマン帝国に貢納を収めて宗主権を認め、代わりにバスラ州知事となる。これにより正式にクウェートはトルコのバスラ総督の庇護に置かれる自治州となる。

首長位は弟のムハンマドが継承。

参考文献[編集]

  • 牟田口義郎「石油に浮かぶ国 クウェートの歴史と現実」(1965年、中央公論社
  • 「世界歴代王朝王名総覧」(1998年、東洋書林)
  • 広瀬隆「世界石油戦争」(2002年、NHK出版)