ウリヤ川

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ウリヤ川
延長 325 km
平均流量 -- m³/s
流域面積 15,500 km²
水源 ジュグジュル山脈
水源の標高 -- m
河口・合流先 オホーツク海
流域 ロシアの旗 ロシア
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ウリヤ川(ウリヤがわ、ロシア語: Улья, ローマ字表記の例: Ulya)はロシア極東のハバロフスク地方北部を流れる川である。長さは325km、流域面積は15,500平方km。

ウリヤ川はジュクジュル山脈に発し、東の方にあるオホーツク海の海岸と平行に北東へと流れ、やがて東に向きを変えてオホーツク海に注ぐ。河口はオホーツクの町から南西に100kmほどの位置にある。10月末には凍結し、5月までは氷が残る。

1639年コサックの探検家イヴァン・モスクヴィチン(Ivan Moskvitin)率いる探検隊は、レナ川支流のマヤ川からジュクジュル山脈を越えてこの川を下り、ロシア人として初めてオホーツク海に達した。彼らは河口にキャンプを建てて越冬している。1646年にはヴァシーリー・ポヤルコフ(Vasili Poyarkov)もこの地に至り、モスクヴィチンの建てた小屋を使って越冬している。

この記事はソビエト大百科事典(1969–1978)の内容を含む。