スリムパッケージ

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スリムパッケージ」は、日本PCソフト会社、ソースネクストが考案、実用化したパソコンソフトのパッケージの名称である。

従来の紙製のパッケージよりも体積が小さい(DVDケースと同サイズ)ことが特徴である。

パソコンソフト市場拡大を目的として2003年2月より主要パソコンソフトを1980円(当初は税別、のちに税込へ改訂)にする「コモディティ化戦略」(Commodity、「日用品」の意味)の展開を開始したが、スリムパッケージもその一環である。

スリムパッケージはその2003年中に初登場し、しばらくは従来の紙製パッケージと併売されていたが、序々にスリムパッケージ版販売比率を上げ、2005年にはほぼ100%スリムパッケージ化した。しかしIBMが供給するホームページ・ビルダーは制約ある為か通常のパッケージ版もある。

スリムパッケージは販売チャネルの拡大(コンビニエンスストア書店など)にも一役買っている。

このような省スペースパッケージを採用する動きは他社にも広がっている。マイクロソフトではWindows Vistaのリテール・パッケージが似たようなサイズである。