スーパースライダー

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スーパースライダーで滑走する親子
アルパインコースターの一例

スーパースライダーとは車輪がついたソリ形の乗り物(カート)に乗り、斜面に作られたコンクリート製の線路やすべり台を滑り降りて楽しむ遊具のひとつ。旧西ドイツで発明されたものであり、夏のボブスレー(サマーボブスレー)の異名を持つ。英語の呼称である summer toboggan は、「夏のトボガンぞり」を意味する。

線路を持つタイプは、一般的にアルパインコースター/アルペンコースター (alpine coaster) やマウンテンコースター (mountain coaster) と呼ばれ、ローラーコースターの一種に区分される。

利用されるすべり台には一定の長さ(数十メートル〜)があり、ほとんどの場合は蛇行している。カートにはブレーキを操作するレバーがついており、スピードと体の重心を調整して滑り降りる。

日本では、スキー場施設の夏季の利用法の一つとして作られることがある。

2007年の段階で、世界最長の物は全長5.3キロメートルに及び[1]、最も標高の高い物は海抜2971メートルから出発する[2]

脚注[編集]

  1. ^ Tobotronc”. 2022年10月31日閲覧。
  2. ^ "Alpine Coaster" Archived July 14, 2014, at the Wayback Machine.. Glacier 3000. Retrieved on July 8, 2014.