ノイタトゥントゥリ

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ノイタトゥントゥリフィンランド語、Noitatunturi)とは、フィンランドラッピ県にある高地。付近に約35 kmにわたって連なる標高の比較的高い場所の中で、最も標高の高い地点である。なお、この場所の標高は約540 m。

地理[編集]

ノイタトゥントゥリは北緯67度00分50秒、東経27度08分40秒付近に位置しており、この場所はフィンランド北部ラッピ県に属している。この辺りは同国によってPyhä-Luoston国立公園(フィンランド語、Pyhä-Luoston kansallispuisto)に指定されている[1]。ノイタトゥントゥリも含めて、この近辺には周辺と比べて比較的標高の高い場所が約35 kmにわたって連なっている。

地形の成因[編集]

ノイタトゥントゥリ付近の地殻は、約20億年前に造山運動が起こった場所だったと考えられている[1][2]。造山運動が終わった後、長い時間にわたって侵食され続けたため、この地域は次第に平坦になっていったものの、ノイタトゥントゥリ付近は特に侵食に強かったために、現在でも、標高約540 mの地点として残っていると見られている[1]

地質[編集]

ノイタトゥントゥリの岩石は、かつて水底に堆積してできた岩などから成っている[1]。なお、Pyhä-Luoston国立公園内には、所々に古代のの跡が残っている場所も見られる[1]

出典[編集]

  1. ^ a b c d e Natural Features of Pyhä-Luosto National Park
  2. ^ Luosto