ノート:エリジオン

ページのコンテンツが他言語でサポートされていません。

エリズィオンについて[編集]

2006-09-12T19:51:36 の版で、IPユーザー氏により「その他」に下記記述が追加されました。

エリジオンという語は、他の言語に関しても母音省略(上記のフランス語のように強制的ではない)の意味で用いることがある。例えば
  • 英語の It is → It's 、 is not → isn't
  • 日本語の 「です」(desu→ des)
など。

この日本語の例は「有声母音の無音化」という標準語の特徴で、連続する母音を発音しやすくするために省略するエリズィオンとは区別できると思います。それから、日本語と言っても大阪弁では有声母音は無音化しません。

  • 「ピカピカ光ってます」

上記の文を標準語と大阪弁の両方で発音し比べてみれば違いは明らかですが、標準語では p(i)ka p(i)ka、h(i)katte、mas(u)[*]、のように有声音が無音化します。大阪弁ではしません。

もし日本語でエリズィオンする例を挙げるとすれば、IPユーザー氏の挙げた例ではく上記の文の「ひかってます」でしょうか。厳密には「ひかっています」のはずですが、hikatte imasu の i が直前に e があるために省略され、標準語では h(i)katte mas(u)となります。この場合、省略された imasu の i は imasu の u とは異なり、母音の口の形を保つ作業が完全になくなるので、無音化とは区別が可能です。無論、大阪弁でも同様に省略が発生します(無音化と省略を区別できるというのはそういう意味です)。これは私が東京日仏学院のにぼー2にいたときに、早大で非常勤講師をしている先生から指摘されたことです。 

以上により、エリズィオンの説明に有声母音の無音化の例を出すのはあまり適切とは思えませんので、説得力のあるご反論が特になければ、近日中に削除させていただきます。

[*]()内の無音化部分は、母音の口の形を保ちながら声帯を鳴らさず空気(息)だけを流すように発音 Alt_winmaerik 2006年10月6日 (金) 15:35 (UTC)[返信]

問題になっている部分で言っている事は「エリジオンという言葉はフランス語における本来のエリジオンの意味のほかに、単純な母音脱落の意味でも用いられる。」という意味だと思います。よって、日本語の母音の無声化はエリジオンではないというAlt_winmaerikさんの主張は、それ自体は正しいと思いますが、この文章を否定する根拠にはなりにくいと思います。とはいえ、私は英語や日本語の音声学には詳しくないので、エリジオンがそういう意味で使われているのかどうか分かりません。繰り返しになりますが、この文章を削るかどうかの判定基準は「本来のエリジオンにあてはまるかどうか」ではなく「実際にそういった拡大解釈に基づいた用法があるのかどうか」になると思います。現状では[要出典]のマークをつけるにとどめておいて、用法の有無が確認できるまで待つのがいいと思うのですがいかがでしょうか?--Guixiang 2006年10月8日 (日) 17:35 (UTC)[返信]
コメントありがとうございます。ご指摘の点はもちろん百も承知の上で、あえてそれ(拡大解釈に基づいた用法が一般的なのかどうか)についても懐疑的であるがゆえに、上記の問題提起をさせていただいたわけです。その点はご理解いただきたく。また説明文の落としどころですが、まず優先して求められているのは本来の意味でエリズィオンする多言語の例であり、拡大解釈論の方が先に展開されるのは不自然かと思いますので、「要出典」を付記したうえで一番最後に補足的に言及するにとどめるべきと考えますがいかがでしょう。Alt_winmaerik 2006年10月9日 (月) 08:16 (UTC)[返信]
それでいいと思います。--Guixiang 2006年10月11日 (水) 09:04 (UTC)[返信]