ロス卿

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

ロス卿(英語: Lord Ross)は、スコットランド貴族ロード・オブ・パーラメント。1499年にホークヘッド英語版サー・ジョン・ロス英語版が叙された形で創設された。

第2代ロス卿ジョン・ロス英語版フロドゥンの戦い英語版で戦死した。第12代ロス卿ウィリアム・ロス英語版は1715年にレンフルーシャー統監に任命されたうえ、1732年にバルナガウン英語版のデイヴィッド・ロスからバルナガウン城英語版を継承し、ロス氏族英語版長となった(ただし、ロス卿家は中世のロス伯爵英語版家の末裔ではなかった)。1754年8月19日に第14代ロス卿ウィリアム・ロスが死去すると、ロス卿位は廃絶または休止となった。

第13代ロス卿ジョージ・ロス英語版の娘エリザベスは第3代グラスゴー伯ジョン・ボイルと結婚した。1815年、2人の息子にあたる第4代グラスゴー伯ジョージ・ボイル連合王国貴族としてのホークヘッドのロス男爵英語版に叙されたが、1890年にその息子である第6代グラスゴー伯ジョージ・ボイルが死去したことで廃絶した。第13代ロス卿のもう一人の娘グリゼルは(カーステアーズ英語版の)第2代準男爵サー・ジェイムズ・ロックハート英語版と結婚した。2人の子孫はバルナガウンとロス氏族長を継承するとともに姓をロックハート=ロスに改めた。

ロス卿 (1499年)[編集]

出典[編集]

関連項目[編集]