全国旅行支援
全国旅行支援(ぜんこくりょこうしえん)は、2022年の日本における観光振興事業[1]。10月11日より全国46道府県で開始された[2]。東京都は10月20日からの開始となる[3]。
概要[編集]
割り引かれる代金は40パーセント。割引額の上限は交通費込みのパック旅行で8000円、宿泊のみまたは日帰り旅行で5000円。さらに買い物や飲食に使えるクーポンが平日3000円、休日は1000円分配布される[3]。
都道府県ごとに以下の旅行割引の事務局が設けられている[4]。
都道府県 | 事務局名 |
---|---|
北海道 | 旅行割引関係:HOKKAIDO LOVE!割事務局 |
青森県 | 青森県おでかけキャンペーン事務局 |
岩手県 | いわて旅応援プロジェクト(第3弾)いわて応援クーポン事務局 |
宮城県 | みやぎ宿泊割キャンペーン事務局 |
秋田県 | 「秋田へGo!」秋田を旅しようキャンペーン事務局 |
山形県 | 「やまがた旅割キャンペーン事務局(コールセンター)」 |
福島県 | 福島県「来て。」割サポートセンター |
茨城県 | 「いば旅あんしん割」事務局 |
栃木県 | いちご一会とちぎ旅事務局 |
群馬県 | 全国旅行支援群馬県事務局 |
埼玉県 | 「旅して!埼玉割」観光応援キャンペーン事務局 |
千葉県 | 「千葉とく旅キャンペーン」事務局 |
東京都 | 全国旅行支援東京都 |
神奈川県 | いざ、神奈川!事務局 |
新潟県 | 「使っ得!にいがた旅割キャンペーン」コールセンター |
富山県 | 富山で休もう。とやま観光キャンペーン事務局 |
石川県 | 「いしかわ旅行割」キャンペーン事務局 |
福井県 | ふくいdeお得キャンペーン事務局 |
山梨県 | やまなしグリーン・ゾーン旅割事務局 |
長野県 | 「信州版 新たな旅のすゝめ」宿泊割事務局 |
岐阜県 | 「ほっと一息、ぎふの旅」キャンペーン事務局 |
静岡県 | しずおか元気旅事務局 |
愛知県 | いいじゃん、あいち旅キャンペーン事務局 |
三重県 | おいでよ!みえ旅キャンペーン事務局 |
滋賀県 | 全国版 今こそ滋賀を旅しよう!コールセンター |
京都府 | きょうと魅力再発見旅プロジェクト事務局 |
大阪府 | “日本中から”大阪いらっしゃいキャンペーン2022事務局 |
兵庫県 | ひょうごを旅しようキャンペーン(全国旅行支援兵庫県事務局) |
奈良県 | いまなら。キャンペーン2022プラス事務局 |
和歌山県 | わかやまリフレッシュプランSワイド コールセンター |
鳥取県 | ウェルカニとっとり得々割事務局 |
島根県 | しまね旅キャンペーン事務局 |
岡山県 | 「おかやまハレ旅応援割」事務局 |
広島県 | やっぱ広島じゃ割(全国旅行支援割) 事務局 |
山口県 | 旅々やまぐち割プラス事務局 |
徳島県 | みんなで!徳島旅行割事務局 |
香川県 | 「新うどん県泊まってかがわ割」事務局 |
愛媛県 | えひめぐり みきゃん旅割事務局 |
高知県 | 高知観光トク割キャンペーン事務局 |
福岡県 | 「新たな福岡の避密の旅」観光キャンペーン事務局 |
佐賀県 | GO!!佐賀旅キャンペーン事務局 |
長崎県 | ながさきで心呼吸の旅キャンペーン事務局 |
熊本県 | 「くまもと再発見の旅」事務局 「くまもと再発見の旅」地域限定クーポン事務局 |
大分県 | 「新しいおおいた旅割第2弾」事務局 |
宮崎県 | みやざき旅行支援割キャンペーン事務局 |
鹿児島県 | 鹿児島県地域観光事業支援事務局 |
沖縄県 | おきなわ彩発⾒NEXTお客様専用コールセンター |
経済効果[編集]
大和総研は「旅行需要を大きく押し上げる効果が期待できる」として約8300億円の経済効果が見込めると試算している[5]。
課題[編集]
- 支援が開始された10月11日当日に予算上限に達したため、予約を終了する自治体がある。また、予約サイトや地域ごとにクーポン配布期間が異なるため、利用者の間で混乱が生じている[2]。
- 北海道余市町の中学校(校名は非公表)が実施した岩手県方面への修学旅行で、本来なら参加する全生徒に配布する必要がある旅行支援のクーポンを、生活保護受給世帯の生徒らに配布していなかったことが、2022年11月15日付の新聞報道で判明している。主催の旅行代理店が「公的支援を二重に受けることはできない」と制度を誤解していたためとされているが、SNS上では「根底には生活保護世帯などへの差別意識があるのでは」などの批判が殺到している[6]。
関連項目[編集]
脚注[編集]
- ^ “全国旅行支援 群馬だけ「当面10月末まで」 「予約に不利」困惑する関係者 県は延長早期発表へ調整”. 上毛新聞 (2022年10月12日). 2022年10月12日閲覧。
- ^ a b “「全国旅行支援」がスタート 一部地域では早速予約終了に 一時接続障害になるサイトも”. ITmedia (2022年10月11日). 2022年10月12日閲覧。
- ^ a b “全国旅行支援、11日始まる 東京は20日から コロナ禍からの経済再生目指し入国上限撤廃、イベント割も”. 東京新聞 (2022年10月10日). 2022年10月12日閲覧。
- ^ “全国旅行支援 都道府県連絡先一覧”. 国土交通省 (2022年10月11日). 2022年10月12日閲覧。
- ^ “全国旅行支援、経済効果は8300億円 大和総研試算”. 産経新聞社 (2022年10月8日). 2022年10月17日閲覧。
- ^ 生活保護の生徒「対象外」 北海道の中学、修学旅行でクーポン配らず 毎日新聞 2022年11月15日
外部リンク[編集]
- 全国旅行支援の実施について - 観光庁
- 全国旅行支援 都道府県連絡先一覧 - 観光庁