全日本学生室内飛行ロボットコンテスト

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全日本学生室内飛行ロボットコンテストとは、室内で飛行するロボットによるコンテスト(ロボコン、ロボット競技)である。

概要[編集]

全日本学生室内飛行ロボットコンテスト(以降、飛行ロボコン)は、室内で飛行する航空機型ロボットによる競技である。2006年1月15日に第一回大会が開催された際には、固定翼機飛行船の2部門に分かれており、ヘリコプタ型のロボットは参加できなかった。先にプレゼンテーション形式で各チームの機体紹介が行われ、その後に競技が開催される。

特徴[編集]

飛行ロボコンに出場するマシンは、空調の止められた体育館ほどの大きさの空間で飛行できるものである。

主催こそ日本航空宇宙学会であるが、共催として東京大学21世紀COEプログラムが名前を連ねている。また、参加規程の中に、「チームの代表は日本航空宇宙学会の学生会員であること」や「(チームの)顧問は日本航空宇宙学会正会員であることがのぞましい」などが含まれていることなどから、ひとつの大学から多くのチームが出場するという他のロボコンではあまり見られない現象が起きている。これは大会の歴史が浅いことにも起因していると考えられる。

第11回大会(2015年度)では、自動制御を伴わない一般部門、自動制御が必要な自動操縦部門、独創性を問われるユニークデザイン部門、マルチコプター部門の4部門に分かれて開催される。また、出場枠は各部門につき1校から1チームという制限が加わった。

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競技における上位チームのほかに下記のような賞が与えられる。

  • ベストプレゼンテーション賞
前述のプレゼンテーションの内容に対して贈られる。
  • ベストデザイン賞
  • ユニークデザイン賞
  • ベストクラフト賞
  • ベストパイロット賞
競技の際の操縦の技能に対して贈られる。

外部リンク[編集]