小林エンジェリーナ優姫

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小林 エンジェリーナ優姫
Angelina Yuki Kobayashi
基本情報
国籍 日本の旗 日本
生年月日 (1999-12-10) 1999年12月10日(24歳)
出身地 アメリカ合衆国の旗 イリノイ州シカゴ
ラテン文字 Angelina Yuki Kobayashi
身長 196cm
体重 80kg
選手情報
愛称 リーナ
ポジション MB
指高 250cm
利き手[1]
スパイク 316cm
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小林 エンジェリーナ優姫(こばやし えんじぇりーな ゆき、英名: Angelina Gromos[2]1999年12月10日 - )は、日本の元女子バレーボール選手である。

来歴[編集]

イリノイ州シカゴ出身。日本国籍。高校教師に勧められ高校1年生からバレーボールを始めた[3][4][1]

ノーザンイリノイ大学 (enを経て、ウィスコンシン大学グリーンベイ校大学院に進学。2022年はコロナ禍による特例で同大学のチームでプレーし、大学リーグ3位に貢献した[2]

2023年、2月のユニバーシアード代表合宿に召集される[4]。その後、日本代表に選出された[4][5]。同年、V・サマーリーグ西部大会にユニバ代表として出場した[6]

同年、V.LEAGUE DIVISION2 WOMEN(V2女子)に所属するヴィクトリーナ姫路に入団した[7][8]V2女子の試合に出場し、Vリーグデビューを果たした。

2024年4月4日、現役引退を発表[9][10]

人物・エピソード[編集]

  • 父はアメリカ国籍で身長203cmの元バスケットボール選手であるジェフ・グロモス。フランスやエジプトを経て日本のトヨタ自動車ペイサーズ(現・アルバルク東京)で5年ほどプレーした。母は千葉県船橋市出身である[3][2]
  • 小中学生時代に、長い夏休みを利用して船橋市の学校に通った経験がある[3][2]
  • 日本代表に召集される前は、2023年の大学院修了を機にバレーボールを引退しアメリカ合衆国の日本企業に就職しようと考えていた[4][2]
  • 日本代表では身長193cmの河村めぐみ、Vリーグ選手では身長195cmの塚原佳代子を上回り日本人女子選手として歴代最長身である[11]

球歴[編集]

所属チーム[編集]

脚注[編集]

  1. ^ a b 「ヴィクトリーナ姫路」『2023-24 V.LEAGUE公式プログラム チームの顔』、日本文化出版、2023年11月、142頁、ASIN B0CK8R2P19 
  2. ^ a b c d e 【バレー】小林エンジェリーナ優姫、代表歴代最高身長196センチ米大学院に通う無名プレーヤー」『日刊スポーツ』、2023年4月27日。2023年11月9日閲覧。
  3. ^ a b c 奥村信哉「バレー女子の〝ヌートバー〟になるか 小林エンジェリーナ優姫、初代表の196センチ」『産経新聞』、2023年5月21日。2023年11月9日閲覧。
  4. ^ a b c d 只木信昭「小林エンジェリーナ優姫が日本代表入り 日本国籍を持つ196センチの米国大学院生/バレー」『サンケイスポーツ』、2023年5月8日。2023年11月9日閲覧。
  5. ^ 2023年度女子日本代表チーム 選手・監督・スタッフ”. 日本バレーボール協会. 2023年11月9日閲覧。
  6. ^ ユニバ代表・小林エンジェリーナ優姫「エンジェって呼ばれています。日本バレーの力になりたい。アメリカの大学リーグでミドルはサーブを打たなくてもよいので、サーブは本当に頑張っています」」『バレーボールマガジン』、2023年7月5日。2023年11月9日閲覧。
  7. ^ 新規加入選手2名のお知らせ”. ヴィクトリーナ姫路 (2023年9月1日). 2023年11月9日閲覧。
  8. ^ 【ヴィクトリーナ姫路】日本代表・小林エンジェリーナ優姫が加入、初のタイ選手も」『サンテレビ』、2023年9月1日。2023年11月9日閲覧。
  9. ^ ヴィクトリーナ姫路 引退並びに退団選手のお知らせ”. ヴィクトリーナ姫路 (2024年4月4日). 2024年4月9日閲覧。
  10. ^ 小林エンジェリーナ優姫が現役引退 米国出身で昨季日本代表登録メンバー入り/バレー」『サンスポ』、2024年4月4日。2024年4月9日閲覧。
  11. ^ 【バレー】女子代表に歴代最高身長196センチの“隠し玉”「驚異的な高さを期待」真鍋監督 - バレーボール : 日刊スポーツ”. nikkansports.com. 2024年3月27日閲覧。

外部リンク[編集]