成ヶ峰

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
成ヶ峰
標高 1,055.75 m
所在地 日本の旗 日本
石川県金沢市
位置 北緯36度23分20.0秒 東経136度44分23.7秒 / 北緯36.388889度 東経136.739917度 / 36.388889; 136.739917座標: 北緯36度23分20.0秒 東経136度44分23.7秒 / 北緯36.388889度 東経136.739917度 / 36.388889; 136.739917
成ヶ峰の位置(日本内)
成ヶ峰
成ヶ峰の位置
プロジェクト 山
テンプレートを表示

成ヶ峰(なりがみね)は、石川県金沢市にある犀川ダムから南約6kmにある。

概要[編集]

山頂には国土地理院の三等三角点(剣岳と命名)がある。

国土地理院の掲載1:25000地形図は、口直海(くちのみ)である。

犀川上流域に位置し、犀川本流(二又川)と支流の倉谷(くらたに)川に挟まれる。

明治初期に成立した『皇国地誌』石川郡倉谷村条には、この山を剣岳(つるぎだけ)とし、南方の大宝(おおたから)山(標高940mの峰か?)・礪倉(とくら)山(標高983m)とで、金山三峰(かなやまさんぽう)と総称。金山とは「鉱脈のある山」の意で、成ヶ峰斜面には通称倉谷鉱山があった。 剣岳・礪倉山の名称は、二十万分一輯製図『金澤』陸地測量部(明治21年)にもある。五万分一地形図『鶴来』(明治42年)に、「成ヶ峰」と記載されて以来、成ヶ峰の呼称が定着したと見られる。

なぜか登山の対象になることは少なく、登山道は整備されていない。

礪倉山にはロボット雨量観測所が設けられ、ここのデータをもとに犀川ダムの水量調節を行なう。

参考文献[編集]

  • 「角川日本地名大辞典」編纂委員会編著『角川地名大辞典 17 石川県』角川書店 (1981年)