西崑体

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西崑体(せいこんたい)は、中国文学における特徴の一つである。体の字を旧字体の「體」で表記する場合もある。宋代の初頭・真宗期に流行した。主に晩唐の李商隠温庭筠らの詩風が影響していると考えられており、典故を引用し、また、とても艶やかな表現を好む。宋代の詩人楊億劉筠らが提唱した。

西崑体の全盛期である10世紀後半~11世紀初めにかけては、柳開石介らによる西崑体批判も存在した。