金鳥山

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金鳥山
標高 338 m
所在地 日本の旗 日本
兵庫県神戸市東灘区本山町
位置
金鳥山の位置(日本内)
金鳥山
北緯34度44分23.90秒 東経135度16分36.09秒 / 北緯34.7399722度 東経135.2766917度 / 34.7399722; 135.2766917座標: 北緯34度44分23.90秒 東経135度16分36.09秒 / 北緯34.7399722度 東経135.2766917度 / 34.7399722; 135.2766917
山系 六甲山系
プロジェクト 山
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金鳥山(きんちょうざん)は兵庫県神戸市東灘区本山町にある六甲山系の標高338mの山。

概要[編集]

金鳥山は、高橋川支流風呂ノ川の谷(権現谷)と天上川の谷(八幡谷)に挟まれた、風吹岩付近より続く尾根の先端付近にある山。明確な山頂標識等は存在せず、国土地理院による標高点338m付近一帯が山頂とされる[1]。この尾根上には、標高の高い側より本庄山(424.5m, 三等三角点)、金鳥山(338m, 標高点)、保久良山(185m, 標柱あり)[2]と連なっている。

金鳥山の山頂付近の登山道脇にはベンチが置かれた休憩所があり、神戸市東灘区や灘区、中央区方向の眺望が良い。

金鳥山から南へ延びる尾根上の標高200から220m付近では、弥生時代中期から後期の高地性集落跡が見つかっており、金鳥山遺跡と呼ばれている[2][3]

山頂付近の植生は、アベマキコナラ群集と外国産樹種植林(ニセアカシア群落)の境界付近となっている[4][5]。地質は丹波層群砂岩頁岩ホルンフェルス)である[6]

周辺には偽史ではあるが、カタカムナ文献の伝説がある。

登山道[編集]

主な登山道は、保久良神社から風吹岩六甲山最高峰方向に向かう道で、保久良神社の鳥居横の登山口からの所要時間は25分から30分[1]、距離は1.0km(公衆トイレ脇の標識柱による)である。

金鳥山で、風吹岩方向への登り道と、八幡谷方向への下り道が分岐している。

外部リンク[編集]

参考文献[編集]

  1. ^ a b ヤマケイ アルペンガイド NEXT 六甲山 2012年10月5日 初版
  2. ^ a b 神戸市教育委員会 森北町遺跡発掘調査報告書(1987年)
  3. ^ 神戸市教育委員会 住吉宮町遺跡第50次発掘調査報告書 (2014年)
  4. ^ 環境省 自然環境調査Web-GIS
  5. ^ 国土交通省 近畿地方整備局 六甲砂防事務所 ニセアカシア群落
  6. ^ 5万分の1地質図 大阪西北部