長村駅

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長村駅
おさむら
OSAMURA
石舟 (1.0 km)
(0.8 km) 真田
所在地 長野県小県郡真田町
所属事業者 上田交通
所属路線 真田傍陽線
キロ程 12.0 km(電鉄上田起点)
駅構造 地上駅
ホーム 1面1線
開業年月日 1928年昭和3年)5月1日
廃止年月日 1972年(昭和47年)2月19日
備考 路線廃止に伴う廃止
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長村駅(おさむらえき)は、かつて長野県小県郡真田町(現・上田市)に存在した上田交通真田傍陽線廃駅)。

歴史[編集]

長村(後の真田町)からさらに先の大日向方面への延伸を見越して、駅員配置駅・交換可能駅として開業した。

沿革[編集]

  • 1928年昭和3年)5月1日 - 上田温泉電軌北東線の本原 - 真田間開通と同時に開業[1]
  • 1939年(昭和14年)8月30日 - 上田温泉電軌の社名変更および線名改称に伴い、上田電鉄菅平鹿沢線の駅となる。
  • 1943年(昭和18年)10月21日 - 会社合併に伴い、上田丸子電鉄の駅となる。
  • 1960年(昭和35年)4月1日 - 線名改称に伴い、真田傍陽線の駅となる。
  • 1969年(昭和44年)6月1日 - 上田丸子電鉄の社名変更に伴い、上田交通の駅となる。
  • 1972年(昭和47年)2月20日 - 真田傍陽線の廃線に伴い廃止。

当初は駅舎を持ち駅員も配置されていたが、上田駅方面の上りホームが貨物側線となり、行違い設備は廃止[2]。さらに駅員が合理化により無配置になり、上田交通になってから駅舎が解体された[2]

駅構造[編集]

旅客ホーム1面1線と貨物側線1線を有した。

廃止後の状況[編集]

駅の廃止後は上田交通→上電バス→上田バスのバス停留所となったが、停留所名は「長小学校前停留所」と変更されている。

隣の駅[編集]

上田交通
真田傍陽線
石舟駅 - 長村駅 - 真田駅

脚注[編集]

  1. ^ 「地方鉄道運輸開始」『官報 1928年5月8日』 - 国立国会図書館デジタルコレクション
  2. ^ a b 信濃毎日新聞社出版部 編『鉄道写真集 上田丸子電鉄の記憶 丸子線・真田傍陽線・別所線』2022年6月、136 - 137頁。