Wikipedia:コメント依頼/強制連行の定義の混乱

強制連行の定義部分の合意形成のためのコメントを依頼します。--やましたやすひろ会話2013年7月19日 (金) 17:18 (UTC)[返信]


これまでの経緯[編集]

我々は「強制連行」というと「大東亜戦争中の朝鮮人や中国人の動員・徴用」を想起します。

実際に各社の辞書、辞典にも

【世界大百科事典 第2版】

  • きょうせいれんこう【強制連行】 http://kotobank.jp/word/%E5%BC%B7%E5%88%B6%E9%80%A3%E8%A1%8C 1937年に日中全面戦争に突入して以降,労働力や軍要員の不足を補うために, 日本は国策として朝鮮人,中国人を日本内地,樺太,南方の各地に投入したが, 駆り集め方が強制的であったためこう呼ばれる。38年4月には国家総動員法が, 翌年7月には国民徴用令が公布され,日本の内外地における労務動員計画がたて られた(〈徴用〉の項参照)。39年の動員計画数110万のうち8万5000は朝鮮人に 割り当てられ,各事業主にその狩出しを認可し,42年からは国家自身の手になる 〈官斡旋〉に移行した

平凡社の【世界大百科事典第2版】

  • 「1937年に日中全面戦争に突入して以降,労働力や軍要員の不足を補うために,日本は国策として朝鮮人,中国人を日本内地,樺太,南方の各地に投入したが,駆り集め方が強制的であったためこう呼ばれる。」とし、「38年4月には国家総動員法が, 翌年7月には国民徴用令が公布され,日本の内外地における労務動員計画がたてられた(徴用)。39年の動員計画数110万のうち8万5000は朝鮮人に 割り当てられ,各事業主にその狩出しを認可し,42年からは国家自身の手になる 〈官斡旋〉に移行した。

小学館の【日本大百科全書】

  • 「朝鮮人強制連行」[という項目があり、「朝鮮人強制連行の記録」の著者である朴慶植が執筆している。そこでは「朝鮮総督府の官公吏・警察官および会社労務係らが一体となって暴力的に各事業所に強制連行した。それらは割当て動員数を満たすため昼夜を分かたず、畑仕事の最中や、勤務の帰りまでも待ち伏せしてむりやりに連行するなど「奴隷狩り」のような例が多かった。(中略)陸軍慰安婦として数万人の女性が女子挺身(ていしん)隊の名のもとに狩り立てられた。」

岩波書店の【広辞苑】は4版以後で朝鮮人強制連行に関する記載が登場。 【朝鮮人強制連行】

  • (4版1991年1月)日中戦争・太平洋戦争期に百万人を超える朝鮮人を内地・樺太(サハリン)・沖縄などに強制的に連行し労務者や軍夫などとして強制就労させたこと。女性の一部は日本軍の従軍慰安婦とされた。
  • (5版1998年11月)日中戦争・太平洋戦争期に百万人を超える朝鮮人を内地・樺太(サハリン)・沖縄・東南アジアなどに強制的に連行し、労務者や軍夫などとして強制就労させたこと。女性の一部は日本軍の従軍慰安婦とされた。
  • (6版2008年1月)日中戦争・太平洋戦争期に100万人を超える朝鮮人を内地・樺太(サハリン)・沖縄・東南アジアなどに強制的に連行し、労務者や軍夫などとして強制就労させたこと。女性の一部は日本軍の慰安婦とされた。

と書かれている。

つまり、日本語として、すでに概念が定まっている言葉です。

ところが、現在wikipedia強制連行ではそれとは違う新しい概念を定義しています。

強制連行(きょうせいれんこう)とは、ひとを強制的に連行すること[1]。連行とは「本人の意思にかかわらず、連れて行くこと」を意味する[2]。

としている。つまり「日本軍」に限らず、わざわざ、辞書・辞典の概念と違う概念で造語している。

そして、この定義に従って、「本人の意思にかかわらず、連れて行くこと」をすべて書こうという訳で、「ソ連」や「カリブにおける黒人奴隷」や「インディアンの強制移住」「アルゼンチン軍政期」「中国共産党による強制連行」「労働改造所」「北朝鮮の強制収容所」・・・などまで書かれており、結局は「強制」と名のつくもの全てが入るようです。

「北朝鮮の強制収容所」では、「強制」があるでしょうが、常識的に考えてこれを「強制連行」とは言わないし、もしこれが入るとしたら、例えば警察が犯人を連行した場合は、明らかに「強制」ですから「強制連行」という事になってしまうのでこれを入れなければならない。「強制送還」は強制的に人を移動させる事なので、これも入ってしまう。

この

強制連行(きょうせいれんこう)とは、ひとを強制的に連行すること[1]。連行とは「本人の意思にかかわらず、連れて行くこと」を意味する[2]。

という2つの言葉を組み合わせて概念を造るという定義のつけ方自体が明らかに「Wikipedia:独自研究は載せない」に反していますので、これまで「ノート:強制連行」で粘り強く説得してまいりましたが、まったく聞いてもらえないので、広く意見を求める事にしました。「差分」「差分」ノート:強制連行#造語を造っている

コメント[編集]

コメントやましたやすひろ氏の示している項目の半分は「朝鮮人強制連行」と頭に朝鮮人をつけて時空間を設定しているものであるから、むしろ「強制連行」単独では「大東亜戦争中の朝鮮人や中国人の動員・徴用」に限定されないことを示しています。--T6n8会話2013年7月25日 (木) 22:59 (UTC)[返信]

コメント 定義の異なる事象を無理に一つの項目に収めようとして問題が生じるのであれば、項目の分割を検討されてはいかがでしょうか。--Calvero会話2013年7月28日 (日) 04:10 (UTC)[返信]

コメント依頼者様の会話ページでも指摘しましたが特別な理由が無い場合はサブページを作成せずに議論対象のノートページへの誘導を御願いします。また特定の利用者のみへの勧誘はWikipedia:カンバスにあたります。--210.141.54.67 2013年7月28日 (日) 13:43 (UTC)[返信]

コメント日本軍の強制連行というのは強制連行のあらわす範疇の一部にすぎないのはあきらかでしょう。日本語の定義を変えるお積りですか。--SpeedyStriker会話2013年8月5日 (月) 15:53 (UTC)[返信]

コメント 一部は手元に原典があるため引用させて頂きますが、広辞苑(第六版)は『強制連行』を『強制的に連れて行くこと。→朝鮮人強制連行。』と定義しており、『朝鮮人強制連行』とは分けて別個に定義されています。他の引用文献に関して、日本大百科全書はどこからどこまで引用されたのか分かりませんが、これは「強制連行」とは別の「朝鮮人強制連行」が立項してるんでしょうか。世界大百科事典第2版は、T6n8氏のご指摘と全く同じ矛盾を感じました。分割経緯は存じませんが、朝鮮人強制連行が個別に立項している時点で一概に独自研究とは断定できず、強制連行から適切に曖昧さ回避されている以上、特に問題はないと考えます。--Y717会話2013年8月9日 (金) 00:24 (UTC)[返信]

コメントやました氏の言われるように現在、新しい造語を作ってしまっているのだから書き換えるべきだろう。--Nekgolsc会話2013年8月14日 (水) 06:28 (UTC)[返信]