ぽんぽこ物語

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ぽんぽこ物語
ジャンル テレビドラマ
原案 宮崎博史
企画 大垣三郎
脚本 川内康範
監督 真弓典正
出演者 小鳩くるみ
栗原眞一
音楽 小川寛興
国・地域 日本の旗 日本
製作
制作 KRT
東京テレビ映画
放送
音声形式モノラル放送
放送期間1957年11月11日 - 1958年2月22日
放送時間月曜 - 土曜18:00 - 18:10
放送分10分
回数75回
テレビドラマデータベース
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ぽんぽこ物語』(ぽんぽこものがたり)は、1957年11月11日から1958年2月22日までKRT(現:TBSテレビ)で放送された時代劇。全75話。武田薬品工業一社提供(『タケダアワー』の前身)。放送時間は月曜 - 土曜18:00 - 18:10(JST[1]

屋外ロケ撮影され、16ミリフィルムで収録された日本初のテレビドラマである。放送後は所在不明だったが、2018年12月にTBSの子会社・TBSビジョンの倉庫から71話分のフィルムが発見された[2][3]

従来、時代劇ということでの衣装代等がかさみ、低視聴率で3か月で打ち切り終了と言われていたが、放映は予定通りの話数であり、視聴率も最高16.7%あり、テレビの世帯普及率7.8%の当時としては高いものであった[4]

出演者[編集]

スタッフ[編集]

漫画[編集]

宮坂栄一によって、『少女ブック』(集英社)に漫画が連載された。

映像の現存と映像ソフト化[編集]

発見されたのは本編67巻にオープニングタイトル1巻、音ネガ1巻[5]。そのうち、本編フィルム11巻は損傷が激しく現時点で修復が断念されている[6]

2020年にTBS Vintage Japanからフィルムの一部(12話分)を収録したDVDと小鳩くるみが所蔵していた音源テープによる劇中歌を収録したサントラCDのセットで商品化された。なお、一話分のみ現存するオープニングタイトル(音声無し)は収録されていない。

また、上記フィルムとは別に、番組自体のオープニングを兼ねたオープニングキャッチのフィルムが現存している(全45秒、立命館大学アート・リサーチセンター所蔵)[注 1]

脚注[編集]

注釈[編集]

  1. ^ テーマソングにあわせて仔ダヌキ姿のぽん吉・ぽん子が戯れるアニメーションの後に、武田薬品工業の総合ビタミン剤「パンビダン」が登場するというもので、最後は
    連続テレビ映画
    ポンポコ物語〔ママ
     提 供
    武田薬品工業
    というオープニング画像となる(実際には「武田薬品工業」の左隣に、当時用いられていたロゴ(白抜きの○に▲が埋め込まれた「鱗印」)がある)[7]

出典[編集]

  1. ^ a b c ぽんぽこ物語”. テレビドラマデータベース. 2020年4月27日閲覧。
  2. ^ 国産初のテレビドラマのフィルム原盤、61年ぶりに見つかる”. TBS (2018年12月18日). 2020年4月29日閲覧。
  3. ^ “国産初のドラマ原盤発見 TBS、約60年ぶり”. 日本経済新聞. (2018年12月18日). https://www.nikkei.com/article/DGXMZO39088110Y8A211C1CR8000/ 2020年4月29日閲覧。 
  4. ^ ぽんぽこ物語DVD解説書6-8頁>
  5. ^ 『テレビの純情「ぽんぽこ物語」が愛蔵版DVD+発掘サントラ盤CD+特典感動映像+豪華付録冊子に蘇った!』2020年2月29日 Twitter
  6. ^ 『テレビの純情「ぽんぽこ物語」が愛蔵版DVD+発掘サントラ盤CD+特典感動映像+豪華付録冊子に蘇った!』2020年2月12日 Twitter
  7. ^ 高野光平『発掘!歴史に埋もれたテレビCM : 見たことのない昭和30年代』光文社光文社新書 ; 1018〉、2019年、237-239頁。ISBN 9784334044268 

外部リンク[編集]

KRT 武田薬品工業一社提供
前番組 番組名 次番組
ぽんぽこ物語
KRT 月 - 土18:00 - 18:10枠
おとぼけ問答
※18:00 - 18:15
ぽんぽこ物語
連続テレビ映画
月光仮面