Wikipedia:良質な記事/良質な記事の選考/マダガスカル 20161011

マダガスカル - ノート[編集]

選考終了日時:2016年10月25日 (火) 00:07 (UTC)

  • (自動推薦)2016年9月の月間強化記事賞受賞記事。--Trvbot会話2016年10月11日 (火) 00:07 (UTC)[返信]
  • コメント 画像の配置や色彩も巧みで通読していてとても楽しい記事でしたが、細かな形式的な部分で幾つか気になる点がありました。まず一点目の質問なのですがマダガスカル#植民地体制下の近代化の「事程左様にフランスの統治はマダガスカルの伝統を尊重するものとは言えなかった。」という部分には直接脚注が付いていないようですが、これは誰の評価なのでしょうか?山口(1991)にそういった趣旨の記述があるのなら(しつこくなるかもしれませんが)出典として明記するべきでしょうし、編集者の評価だとすれば独自研究でしょう。--ミクロ経済学会話2016年10月14日 (金) 17:35 (UTC)[返信]
  • 返信ありがとうございます。「自動推薦」の場合、「ボリュームは十分なのに細かい所が仕上げられていない」ような段階で選考が始まってしまうこともあるのでこればかりは仕方ないと思います。一度ゆっくり仕上げ作業を行ってから再度「自薦」する、という方法もありますし、それほど慌てる必要もないかと思います(急かすようなコメントをしてしまった私が申し上げるのも恐縮ですが)。--ミクロ経済学会話2016年10月18日 (火) 14:07 (UTC)[返信]
  • コメント 小出しにするのも迷惑でしょうし、一通り拝読して気になった点を以下にまとめて挙げます。
  1. 先述のフランス統治に関する部分。このような「評価」に関する記述には、WP:VだけでなくWP:NORの観点からも特に出典が必要だと思います。
  2. #生物相の「マダガスカルこそがカメレオン科に属するすべての種の原産地なのではないかと考える研究者もいる。」の部分。WP:AWWを参照してください。
  3. 冒頭サイドバーの「基礎情報」の部分。出典が付いている項目とそうでない項目がありますが、(少なくとも人口などの細かな数値データに関しては)出典を付けておくべきだと思います。
  4. #政治史の節にある程度まとまった形式段落であるにも関わらず出典が全く付いていない部分があります。内容がしっかりしているので何か文献を参考に書かれたと憶測するのですが、そうだとしたら出典を明記しておかなければ剽窃など面倒なことになると思うので余力がおありでしたら確認された方がいいと思います。
  5. これは個人的な好みの問題かもしれないので直ちに反映して頂く必要はない(と個人的には思う)のですが、導入部がいささか長すぎるように思えます。今後の編集の中で「概要」の節を作ることを検討してみても良いかもしれません。WP:LSには3段落から5段落程度が目安とされていますし、何かの方針やガイドラインに抵触しているという訳でもないので参考程度にして頂けたら幸いです。

以上です。形式的な指摘ばかりになってしまい申し訳ありません。項目の充実度や可読性の点については問題なく、読んでいてとても楽しい記事だと思います。--ミクロ経済学会話2016年10月18日 (火) 15:07 (UTC)[返信]

  • コメント いろいろとご提案いただいてとても感謝しています。自分が書いたり翻訳したものにそれなりの反応があるとうれしいものですね。ウィキペディアにある「査読依頼」をやりたいなあとは思うのですが、資料を手元に用意してウィキペディアに張り付いていないといけないというルールが、なかなかハードルが高くて未だに利用せずじまいです。ところで、フランス植民地支配についてはとりあえず山口1991に書いてある話を紹介しました。なぜか翻訳元の英語版はメリナ王国の宮廷内の政治闘争を延々書いたり、1908年のガリエニの回顧録とかの一次史料を基にマダガスカルの近代化が突然始まったかのように書いたりしているので、いずれは書き直す必要があるだろうなと思います。全体に比して歴史の節が長過ぎるので、内容をバッサリ削る予定です。
    • カメレオンについても英語版の ecology 節第5パラグラフを翻訳してそのままにしていたのですが、説明を追加しました。カメレオンは地中海やインドにも棲息していてアリストテレスの動物誌でも言及があるくらい、意外とヨーロッパには身近なのでアフリカからマダガスカルに何らかの形で流入して、そこから適応放散を遂げたという説が、かつては、有力だったようです。英語版のそもそもはそのかつての通説で書いていたようですが、追記がされて、奥歯にものが詰まったような書き方になっています。今回の加筆で日本語版は英語版を越えたと思いたいところですが、直前の文章と少しつながりが悪いので、いずれは書き直しを誰かにしてもらいたいところです。ちなみにレミュールはアフリカから流木につかまってマダガスカルにやってきたっぽいです。最近論文が出ました。
    • 政治史という説の名前を付けたところは、英語版だと history 説の最後の方になり、現代史に関する叙述ですがもっぱら政治のことばかりを扱っています。翻訳しながら思ったのですが、英語版を2010-2012年頃に、今のボリュームに作り上げた人は、バリバリのラヴァルマナナ支持者だったみたいで、そこかしこに、クーデタによりダメになりそうという話をちりばめており、少しバランスが悪い感じがします。しかし、現代史のところに関しては、現状であまり異常なことは書いておらず、情報の誤りもあまりないと思います。むしろ有史以前からメリナ王国までの節の内容に、出典がついているにもかかわらず、誤読していると思われるところや重要な情報が漏れていたりする(明治維新以来の日本の存在がマダガスカルの独立運動の精神的支柱となっていたことなど)ので、改善の余地があるかなと思っています。
    • 右サイドの infobox については、あまり触っていません。Wikimedia foundation によると、Wikidata が次代か次々代のフェイズに入ると各プロジェクトから wikidata elements を呼び出せるようになり、具体的には infobox から利用できるインターフェイスを用意するみたいなことを言っていました。IMF とかからデータを引っ張ってきて wikidata に入れて、それをペディア側で利用する構想があるようですから、ペディア側で刻々と変わる情報をいちいち出典を用意して手作業で入力する、ということは私はやりません。
    • 冒頭のスペースは要旨要約を書くべき、と認識しています。英語版の運用がいいのかなと思います。したがって、要約文の長さは記事全体の長さに比例する、でいいかなと思っています。ちなみに、wikidata に brief description を書くデータフィールドがあります。モバイル端末や検索エンジンではそれを参照して、利用しています。英語版やドイツ語版のコアにいる人たちは、wikidata の description - 記事の冒頭(要約文) - 各節、という三層構造で記事を書く方向に持っていきたいんじゃないかなと思います。たぶん。話者が少数しかない言語のウィキペディアがスタブだらけになるよりは、という考えなのかな?概要節を設けた場合、過去の記事を見ると、概要節が肥大するという問題点があり、やめた方がいいと思っています。
  • 記事の内容の今後の見通しとしては、歴史の節の内容をコンパクトにまとめて、経済についてもう少し加筆しようと思っております。特に、マダガスカルで一番重要な稲作については何も書いていないに等しいのが問題点として挙げられます。一国の経済全体を描写するのに、どんな情報が必要なのか、もしアイデアがありましたら、是非教えてください。--QuirkyQuidnuncY会話2016年10月20日 (木) 00:50 (UTC)[返信]
  • 賛成 細かい問題はまだいろいろ残っていますし、指摘の通り産業面はもう少し書く必要があるのでしょうけれど、これだけ書けているのならとりあえず良質な記事の段階では良いのではないかと思います。農業は、どういう作物がどの程度作られているのか、その体制(機械化や灌漑がどの程度されているか、伝統的な農耕体制なのか)をまとめて欲しいです。やはり冒頭部は長く感じられるので、概要節を作る方がすっきりすると私は思います。「社会資本」の節、「ディーゼルエンジンによりタービンを回して発電する方法」とありますが、これは明らかな誤りです。タービンは、ボイラーで作った蒸気の持つ温度と圧力のエネルギーを回転エネルギーに変換する装置ですから、ディーゼルエンジンのような最初から回転エネルギーを取り出せる内燃機関と組み合わせて使うことはありません。英語版ではdiesel engine generatorsとあるので、ディーゼル発電機だと言っているようですが、常識的に言ってマダガスカル規模の国家でディーゼル発電機を使った内燃力発電所を全国電力網で使うことは考えられないです。出典とされているJIRAMAのウェブサイトを見ると、問題の発電方式は"Production Thermique"なるものですが、これはThermal Power Generation(火力発電)に相当するのではないかと思います。少なくともディーゼルと言っているようには見えません。--Tam0031会話2016年10月20日 (木) 16:04 (UTC)[返信]
    • コメント ご指摘ありがとうございます。見直したら、「ディーゼルエンジンで交流発電機を回して発電する方法」の間違いでした。出典のジルマ社のページから一つ飛んだところに書いてあります。ディーゼル発電機を使った内燃力発電所が全国に分散して散らばって存在するみたいですね。少しびっくり。2013-2014年でも状況と水力発電、ディーゼル発電の比率はあまり変わっていないようです。あとで修正しておきます。あと産業面で何を書くべきかのアドバイスもありがとうございます。--QuirkyQuidnuncY会話2016年10月22日 (土) 01:37 (UTC)[返信]
  • 賛成 改訂部分を拝見し(特にカメレオンとフランス統治の部分の記述はGood)、賛成票に転じます。何かヒントがあるかもしれないと思い良質な記事#地理に掲載されている項目を一通り見てみたのですが「ポーランド」等に比べても遥かによく書けていると思います。「経済」に関しては、「特筆すべき産業は何か→なぜその産業が形成されたのか」という発想を軸にすると書きやすそうな気がします。「特筆すべき産業」の選び方としては①GDPの構成比が大きな産業、②輸出額や国際シェアの大きな産業、③「政治」節言及された産業、辺りが目安になると思います。「経済」節で社会保障(医療、公衆衛生など)やインフラについて言及されるのであれば、①政府支出の構成比、②どの産業でどの程度民営化が進んでいるか、辺りが基準になると思います。私は地誌学の素人なので参考程度になさってください。
マクロ経済(統計上の情報) → 特筆事項 ← 政治・経済史・天然資源・国民性
一度「査読依頼」を出してこの分野に明るい方から意見を頂いたら「秀逸な記事」にチャレンジされることを期待しております。--ミクロ経済学会話2016年10月21日 (金) 10:08 (UTC)[返信]
    • コメント いやーありがとうございます。そんな感じでちょっとやってみます。GDPにおける構成比が大きな産業ということで農業、鉱業、観光業でざっくり説明して、あとは個別記事への赤リンクを張る感じにします。上で言及されている電力水道公社のジラマによるディーゼル発電も2014年時点で国内全発電量の20%弱、他のサーマル発電は民営による供給で、発電方式は不明です。--QuirkyQuidnuncY会話2016年10月22日 (土) 01:37 (UTC)[返信]
  • 賛成 一国の記事ですから網羅しきろうとしたら分厚い本になってしまうでしょう。現状でも大きな記事で百科事典の記事としては一国の概要を超えたレベルになっていると思います。項目としてとくに欠けているものも思いつかず、豊富な画像は理解を助けます。--ぱたごん会話2016年10月23日 (日) 14:50 (UTC)[返信]

選考終了時点で賛成のみ3票のため、通過となります。--ぱたごん会話2016年10月25日 (火) 13:25 (UTC)[返信]